梅雨はすごいですな~。
雨がジャバジャバ降りますからね~。
よく考えてみたら、日本は本当に「水の国」なんですなあ。
まあ、そのおかげで、美味しい米も食べられるし、美味しいお水もお酒も飲めるわけですが・・・
ギターにとっては、いい環境じゃないですぞっ!!
木を材料にしている普通のギターにおいても、湿気は大敵。
それなのに、金属(鉄)を材料にしているギターにおいては、もはや最悪の環境といっても過言ではないっ!!
なんたって、錆びますからね~。
もちろん、全体をクロム・メッキしてあるので、そうそう簡単には、錆びないようになってはいます。
でも、使っているうちに、傷がつくのは避けられないわけで、傷がつけばそこから錆びていくのは必定・・・
ちなみに、表題の「Rust never sleeps」というのは、おいらの敬愛するニール・ヤング様の、アルバムタイトルにもなっている名言!!
まさに、「サビは眠らない」のですよ、ずっと進行し続けるのですよ~。
次の写真を、よーーーーく、
見てください、気がつきますか??
おいらのギターは、ナショナル製の「ブラック・ラスト」というモデルでして。
「灰色のボディに、黒いサビがそこらじゅうについている」というデザインです。
だから、ボディにある黒い筋のようなものは、デザインです。
でも、よーっく見てください。
画面下側の筋は、茶色ですよね??
はい、これは正真正銘、デザインではなく、本物のサビなのですよ!!
おそらく、このパーツの裏側が錆びて、それが表側のメッキの下に入りこんで、こういう文様になっているのでしょうな。
これはいかんっ、早めに手を打たないと、どんどん錆びるぜっ!
というわけで、うちのバンドの職人、VROOOM宅に向かいます。
そしてまずは、このパーツ(ブリッジの上についている、右手を置く場所)を外してみましょうか・・・
で、予想通り、
いい感じで錆びてますね~。
ということは、お腹の中も錆びはじめているんじゃないか、といういやな予感がこの時にしたわけですよ。
なもんで、お腹を開けたいけれども、つい最近に弦を代えたばかりなので、さすがにもったいない。
普通の弦ならまだしも、高級な弦、エリクサーを張っちゃったよ~。
と思っていたら、さすがはVROOOM。
「このシステムなら、弦を思い切りゆるめて、フンドシ(テールピース)を外しちゃえばいいんだよ」
との一言で、すべての問題解決。
ヘッドの弦巻に巻かれた金属弦は癖がついているから、そう簡単には外れないわけです。
そしてお腹を開けてみたら、
こんなことになっていたわけですよね(爆笑)
さて、このサビをどうするか、という問題ですけども。
簡単ですよ、ヤスリで削り取っちゃうのですよ!!
ガシガシガシガシやすって、あとかたも無くしちまえばいいんでぃ(なぜか江戸っ子)
というわけで、
かなり削り取りましたよ!!
ちなみに、この時おいらとVROOOMは、こみ上げてくる笑いにやられてまして。
くっくっくっ!!
と笑ってしまっています。
というのは、どう考えても、自分たちがギターの手入れをしているように見えない!!(爆笑)
まるでバイクか何かのごっつい物をレストアしているようにしか見えないのですよ・・・
「本当に、これ、ギターかよ(笑)」
というわけで、部屋中にただよう鉄くさい匂いにまみれつつも、サビは削り取りましたよ!!
でも、削っただけでは、また梅雨の湿気にやられて、錆びてしまうのは必定・・・
Rust never sleepsですからねっ!!
というわけで、どのようにしてサビないようにするかについては、以下次号じゃ!!