荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

土手と鉄塔と秋の空

2021年10月08日 | 散文

ポッカリと雲が浮かんでいます。秋の景色です。

影絵のように家族が行きます。風が追います。幸せそうです。

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「男はつらいよ 14話寅次郎子守唄」の舞台

2021年10月08日 | 散文

日の出屋で今年最後のかき氷を食べました。幟暖簾の先に東武スカイツリーラインのガードトンネルが見えます。

 

氷を食べながら日の出屋の親子に聞きました。「ずっと前から誰かに聞こうと思っていたんだけど、ここらに知り合いがいなくて初めて聞きます。あそこのガードトンネルと潜った先の病院って、『男はつらいよ』の舞台じゃないですか?マドンナが十朱幸代で、、」 親父さんが答えました。「そうなんですよ!十朱さんが看護師でね。よく分かりましたね」 「寅さんファンなんで」 

 

親父さんが話を続けます。「この店が休憩所になってね。十朱さんは家の座敷でメークしてね。

 

当時は北海道の『幸福駅』とかが流行って、反対側の京成線のガードの向こうのアパートを『幸福荘』と名付けて十朱さんの住んでいるアパートにしてね。渥美さんは一人車の中で休憩して、皆と一緒には行動しなかったねえ」 

 

息子が続けます。「先日、そう言って訪ねて来た人がいたんですよ。そんな話をほんのさっき親子でしていたばっかです。びっくりしました。ここの場所は寅さんファンでも殆ど知っている人は居ないです。」 その後しばらく寅さん映画で盛り上がりました。

 

この店は「金八先生」の撮影時に休憩所兼食堂になった所です。店内には多くの色紙があります。放送中は沢山の若い子が店を訪れたそうですが、寅さんにも縁が有ったのですね。

早実野球部OBの親父さんと息子はとても気さくで話好きの下町っ子です。来年また、かき氷を食べに来ます。

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