荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

路地にたばこ屋の在る風景

2022年01月04日 | 散文

立石の路地で、もう閉まっているであろうたばこ屋に遭遇しました。

 

好い雰囲気す。

 

でも、なんでこんな表通りでない路地裏の奥に商店が在ったのだろう? たぶん、開店当時はこの前面路地が主要な通路だったのではないでしょうか?また、昔の商店は現在と比べると交通の便が悪かったので、商圏が非常に狭くて近隣の住民だけで商売が成り立っていたのでしょう。特にたばこ屋は、一定の人口や距離に1店舗しか営業できない規制が有りました。

 

通り過ぎて振り返ります。こんな路地です。

 

店の前の壁には、町内会の掲示板が有りました。やはり、交通の要所だったと思います。掲示板によると、コロナウイルス対策で、餅つきが中止だそうです。代わりにお守りとマスクが貰えるようです。まさかアベノマスクじゃないでしょうね?

 

正面から眺めます。たばこ屋は三叉路の突き当りに在ります。やっぱり、往時は便利な場所だったのでしょうね。

 

振り返りつつ立ち去ります。

もう行くことは無いでしょう(方向音痴なので2度と行けない)が、好い路地です。

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小川質店の在る風景

2022年01月04日 | 散文

陽射しが好い路地を覗いたら、透かされた看板が見えました。最近質店に出遭うことが珍しくなってしまいました。

 

「小川質店」です。陽の具合いが好いです。

 

ここが入り口のようです。質店は客の出入りが目立たないように玄関を造ります。ちょうどお誂えの路地のように思えます。

 

質草を保管する蔵に歴史を感じます。

 

ん?  路地の奥から懐かしい音が聞こえました。行ってみます。

 

やっぱり!  思わず声を掛けてしまいました。「懐かしいですねえ。いいですねえ」

 

つきたてのお餅が新聞紙の上に延ばされています。かき餅でしょうか?

 

振り返る小川質店の在る路地です。

好い光景に出遭えました。

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