江戸川土手です。
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現在の江戸川は改修工事が為されて、石垣が殆ど無くなりました。
石段に座って語らうゲスト(三田寛子)と寅次郎のお陰で知り合ったボーイフレンド。
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現在も石垣があるのは2つの給水塔の間だけです。撮影もここら辺だと思います。この映画の映像は、いつも柴又から真っ直ぐ江戸川に突き当たった場所でなく、ちょっと上流側のこの辺です。
江戸川土手で語らう満男と寅次郎。
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河川敷のトイレが今も在ります。
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この頃、満男は寅次郎に憧れていて、尊敬の念を抱いています。そして進学に悩んでいます。満男が質問します。「伯父さん、人間は何のために勉強するの?」「そういう難しいことは聞くなって言ったろう」と言いながら、寅次郎が答えます。「俺みたいに勉強していない奴は、振ったサイコロの目で決めるとかその時の気分で決めるよりしょうがないけど、勉強した奴は自分の頭で、キチンと筋道を立てて、はて、こういう時はどうしたらいいかなと考えることができるんだ。だからみんな大学行くんじゃないか」・・・中学中退の寅次郎が、大学受験に迷える、甥っ子に対する名台詞です。
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ところで、マドンナと知り合ったきっかけになったお婆ちゃんが死んで、葬儀のシーンです。そういえば、昔の田舎の葬儀はこんな紙製の大きな花輪を家の前に飾って弔いました。
そんな事を思い出したら、祖父母の葬儀風景が蘇りました。