あれ⁈ あれあれ⁈ この散髪屋でずっと髪を切って貰っていました。まだ営業していました! 想定外の喜びです! ここには少年マンガ誌が置いてあって、暇つぶしに読んで、先客が居る方がありがたかったです。週間雑誌なので、月1回の散髪では全てを読みきれません。古い雑誌を貰って帰っていました。
覗きながら歩いていたら店主と目が合いました。大柄な体躯はそのままです。頭は白髪で薄くなっています。あの人です! お客が居ます。居なければ散髪してもらおうかなんて思ってしまいました。目が合ったので会釈をすると、彼も会釈しました。覚えている筈はありません。ただの挨拶の会釈です。
すぐに賃貸マンションです。
ここは当時もスナックでした。外装と名前は変わっていると思います。会社の先輩に連れられて時々行っていました。
ここに会社の先輩が住んで居ました。「先輩、梅田で呑んでここ迄帰ったのに、階段を上がって家に帰れば良いじゃない・・・」と思いながら呑んでいました。
その1階のこの場所は寿司屋でした。ここも先輩に連れられて行った店です。偶然、今治出身の夫婦が経営していて、薄給を持って、時々通っていました。・・・長男に「将大」と名前を付けた、あの夫婦はどうしているのだろう?
その斜め前が大きなマンションに変っていました。ここが独身時代に住んでいた「西ノ口荘」が在った場所です。随分の変りようです。
大きなアパートでしたが、隣の民家と一緒に地上げしたものと思います。更に大きなマンションになっています。
斜め前は田圃の中の駐車場でしたが、ここにも住宅が建っていました。
丁度この場所に、私の車を停めていました。
近道としてこの路地を通っていました。田圃の中の路でしたが、今は田圃なんて有りません。あの角を曲がっていました。
一帯の田圃は全て新築住宅で埋められています。再び、もう数年早く来ていれば、と悔やみます。
更に角を曲がると一般道路です。少し畑が残っていました。
新婚当時、休みの日の夕方、生協の買い物帰り、ここの畑で採れたての枝豆を分けて貰って、ビールの摘みにした事があります。さあ一般道路を右折します。どうだろう?
あっ! 在りました!住んでいた賃貸マンションです!
当時のまんまの姿で立っています!駅を降りてここまでの経緯から、今も残っているとは思いませんでした。しかも、建屋も塗装も変わらずに・・・。奇跡の光景です!
この話、続きます。