おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに なさってんですか172 田に男性独り 右手を振り緩歩

2015年07月08日 00時00分00秒 | 農業

写真1 田んぼの中、歩きながら右手で肥料をまく


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 2007年07月22日、腰まで伸びる稲の中に男性独り(写真1)、Eさん
 作業後の里みち・農道で、なに、なさってたんですか。次のよう
   ムラナオシをした
   Eさんは田んぼを見ながら、一部の稲が「赤くなってんべ」と筆者に同意を求める
   (筆者には判らない、淡く黄色っぽい所はあるけれど)
   田植前、シロカキの際入れた肥料の多い所と少ない所がある
   肥料の少ない所は「赤く」なる
   そこの色むらに肥料をまくのがムラナオシ
  
   稲は早稲のアカネソラ
   6月1日に田植した
   1ヵ月後の7月1日頃にムラナオシをするとちょうど良い
   しかし、その頃は色が判らないので、今頃7月22日になった
   あと10日ほどで茎の根本が太くなり、開くと5ミリほどの穂が出ている
   この時期にまくのがホゴエ・穂肥
   その後15~20日経った8月15日頃に穂が出る
   今、勤め人が多く、ムラナオシもホゴエもドニチ(土曜日・日曜日)だけ行なう

 水稲栽培の緻密さ、農業者の勤勉さをEさんの姿にあらためて知る

 引用・参考文献等:弊ブログ2015年07月06日に紹介するTさんの言葉、ムラナオシを聞き、2007年07月のムラナオシを想起
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2007年07月22日
 撮影地:埼玉県羽生市上新郷

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