駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

勝負は厳しい、オーストラリア戦

2012年06月13日 | スポーツ

    

 勝てた気もするが、アウエイの勝ち点1は決して悪くない。第三戦目にして真剣勝負の厳しさを味わった。壮絶なせめぎ合いにの中、勝負は微妙な綾で決まる。それこそ総力戦で隅々まで細心の目配りが必要とされる。勝ち抜いてゆくために審判の心の動きと癖を読むことの重要さを指摘しておきたい。

 サッカーはティームゲームだが、個々の選手の能力と持ち味の意味も大きい。選手選抜の参考に寸評を書いておこう。

 栗原は運動能力に優れ得点したが、先を読む脳力と冷静さで今野に及ばない。今野の優れた守備力は読みと冷静で果敢な動きから生まれている。今野に変わる選手は未だ出現していないと思う。

 マスコミ絶賛の本田だが、本田は持ち上げるマスコミの上を行っている。中田英は抜きん出た能力を持っていたが、結局ティームを解離させ、それを宮本はまとめきれなかった。本田の反省は咎めず澱を残さない。先ず何よりも己を鼓舞しているからだろう。オフェンスのリーダーだ。

 遠藤は不思議な能力を持っている。日本の良さ、つまりティームメイトの力を引き出す能力を持っている。広い視野を保ちながらいつも考えているから、優れた状況判断ができるのだろう。

 長谷部をキャプテンにしたザックの慧眼に感嘆する。長谷部はキャプテンに相応しく、それに応える男だ。優等生の誠君とからかいたくなり、実際優等生の長谷部だが、信頼され責任感がありティームをまとめていけるだろう。

 守護神川島は最後尾にあって、仁王立ちになってゴールを守ってくれる。セイビングだけでなく、フイードも優れている。熱血漢だが、己を失うことはない、優れたゴールキーパーである所以だ。

 9月のイラク戦、3人のデフェンスが欠ける、酒井、伊野波に残る一人は誰だろう。ザックの答えが楽しみだ。

 

コメント (2)
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