消費税増税法案に民主党内からかなりの反対者が出た。どのような処分がされるのか党が分裂するのか知らないが、これを政局と捉え茶番だ、けしからんと批判するのは、茶番に手を貸すことになり、建設的とは思われない。
政策と政局は表裏一体不可分で、政策を争うから政局になる。政局にするのはけしからんと言いながら、政局ばかりを語る政治評論家や政治記者に扇動されてはならない。彼等は実は出番だと欣喜雀躍している。敵味方入り乱れ思惑と術数に酔いしれるのは、動物である人間の本能かも知れないが、それだけでは日本は生き残ってゆけない。冷静に考え智慧を生かす政策論陣を張って頂きたい、それを競っているのだから。
まず、政治において約束の意味を問い直す必要がある。社会は約束が守られるから動いているのではないか。政治は別とも思えない。
今消費税を上げることは、経済的に妥当なことか。専門家の意見も分かれるようだが、徹底的に討論して欲しい。バライエティ番組など止めて、毎日八時から十一時まで、テレビで学者政治家庶民代表で税と社会保障について講義と討論会をやったらいい。
ウインブルドンが始まった。また睡眠不足の日が続きそうだ。エアーケイ、初戦突破、ありがとう。圧勝なのに手に汗を握った。ナダルも順当に勝ったが、格下にも全力でプレーをしているのがひたひたと伝わってくる。全身全霊のフェアプレーに痺れる。ウインブルドンからの清々しい風に心洗われる思いだ。