駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

なんとも、いただけない。

2012年06月28日 | 診療

    

 水曜日は週半ばで半日のせいか大抵空いている。十時過ぎには患者さんが途切れた。待合室にはおばさんが二人座っているだけ。手が空いたので診察室を抜け出し、受付の裏でFAXを見ていたところ、「ブルベリー」と何かが破れたような音がした。なんだかおならのように聞こえたがまさかと思っていると、数秒後YさんがOさんに何か言った。

 「まあ、聞こえたかしら」。

 「そうじゃないの、臭いでしょ」。

 「おならのよく出る薬を飲んでるのよ」。

 「そんなこと、・・いい。表へ出てやってよ」。

 「動くと出でちゃうのよねー」。

 私がやりとりを聞いていたとも知らず、

 「先生、おはようございます」。とにこやかに診察室に入ってこられてもなー。

 「ふがふが」。と返事をしたくなる。

コメント
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