現地時間2日(日)、日本時間では日付が変わった3日(月)
早朝5時からアメリカ・テキサス州オースティンにあるサー
キット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で2014年FIA F1世界選
手権第17戦US GP決勝レースが開催された。
ロシアでコンストラクターズ選手権制覇を成し遂げたメルセ
デスはオースティンに乗り込んでも絶好調。フリー走行は
ハミルトンが最速の座を譲らなかったが、予選でトップに立
ったのはロズベルグだった。
全長5.513kmを誇るサーキット・オブ・ジ・アメリカズの一戦
は56周で争われ、決勝当日は快晴の下、気温23℃、路面
温度34℃、湿度44%のドライコンディションでスタート時刻
を迎える。
スタートはロズベルグが好発進を決め、ハミルトンも2番手
でターン1を通過するが、ウィリアムズのボッタスがマッサに
抜かれて4位に後退した。
オープニングラップでは予選トップ10入りを果たしたザウバ
ーのスーティルがペレスに追突されてリタイア。ペレスはコ
ーナーのエントリーでライコネンの駆るフェラーリマシンに
ぶつかり、その反動でアウト側にいたスーティルに突っ込
んだ。ライコネンはダメージがなかったのか、そのままレー
スを続けている。
ロズベルグとハミルトンがトップを争う一方、中団ではバトン
とアロンソが7番手をめぐって激しい攻防を繰り広げる。24
周目のターン12ではハミルトンがロズベルグからリードを
奪った。ミディアムタイヤでペースを上げるのに苦労してい
る様子のロズベルグを尻目に、ラップリーダーとなったハミ
ルトンは後続を引き離しにかかる。
3番手以下を引き離しにかかるメルセデス勢は34周目と35
周目にハミルトンとロズベルグのピットストップを実施。フレ
ッシュなタイヤを履いたメルセデス勢がファステストラップや
自己ベストを刻み、ライバルを寄せ付けない。
残り周回数が少なくなる中、ベッテルはタイヤが持たず4回
目のピットストップを強いられるも、フレッシュなソフトタイヤ
を生かしてゴボウ抜きを披露。ファステストラップをたたき出
すなどアメリカのレースファンを沸かせた。
結局、リードを奪って以降はロズベルグに攻撃させなかっ
たハミルトンが優勝を果たし、ロズベルグが2位でチェッカー
を受ける。3位フィニッシュしたのはレッドブルのリカルドだっ
た。4位以下入賞はマッサ、ボッタス、アロンソ、ベッテル、
マグヌッセン、ベルヌ、マルドナドがポイントを獲得している。
来週は第18戦ブラジルGP、今回に続いて寂しいF1レースと
なります。
マルシャとケータハム、早くに結果が出て欲しいですね。