29日(土)、2017年FIA F1世界選手権第11戦ハン
ガリーGP予選が行われ、フェラーリのベッテルが
ポールポジションを獲得した。
直前に実施された土曜フリー走行はフェラーリの
ベッテルが1分17秒017のコースレコードをたたき
出し、相棒のライコネンが2番手に並ぶフェラーリ
の独壇場となった。
なお、最後のフリー走行が終わった後、ウィリア
ムズはマッサが体調不良を訴えて以降のセッショ
ン参加を見送ることになったと発表。リザーブドラ
イバーのポール・ディ・レスタが代役を務める。
また、今週末のグランプリで予定外のギアボック
ス交換を実施したルノーのヒュルケンベルグは5
グリッド降格ペナルティが科せられている。
フェラーリ、メルセデス、レッドブルの三つ巴のバ
トルが注目された予選は快晴の下、気温26℃、
路面温度57℃、湿度31%のドライコンディションで
スタートした。スーパーソフトタイヤを履いたメルセ
デスコンビの続いて、ウィリアムズマシンに乗り込
んだレスタが出陣。さらに続々とマシンがコースに
なだれ込んだ。
序盤のアタックを終えて1分17秒244を刻んだベッ
テルがトップに立ち、レッドブルのフェルスタッペ
ンが0022秒差の2番手に控え、ライコネンが3番
手に並んだ。上位3チームの中ではボッタスが遅
れ気味となり、0.814秒のリードを築かれている。
レスタは6周を走ってベストタイムは1分21秒075。
さらなるペースアップを目指し、残り4分を切った
後、新しいタイヤセットに履き替えてコースに向
かった。事前の準備が十分でないとはいえ、リ
ザーブドライバーとしての役割をきっちり果たした
レスタは最終的に1分19秒868までペースを上
げ、もう一台のウィリアムズを駆るストロールに
0.766秒差の自己ベストを残している。
トップ9がガレージで戦況を見守ったQ1終盤のア
タックを終えて、ノックアウトされたのは16番手の
マグヌッセン(ハースF1)以下、ストロール、ウェー
レイン(ザウバー)、レスタ、エリクソン(ザウバー)
だった。
15分間で争われたQ2はボッタスを先頭にハミルト
ンとベッテルが続いてコースイン。少し間を置いて
ライコネンも始動すると他の陣営も動き出した。
早々とアタックを開始したベッテルが1分16秒802
をたたき出し、コースレコードをまたも塗り替える。
0.226秒差のタイムで2番手に続いたのはここでも
フェルスタッペンだった。
Q2後半は3番手につけていたハミルトンと5番手
のボッタスが新しいスーパーソフトタイヤに履き替
えて先陣を切り、ここまでうまくまとめきれていな
かったハミルトンがついに本領を発揮、1分16秒
693をたたき出してトップに躍り出た。ベッテルに
対するリードは0.109秒だが、コンマ数秒の遅れを
取っていた状態から見事に巻き返してきた格好
だ。
トップ7に並んでいた中ではメルセデス勢のみが
終盤のアタックに参加しており、結果、11番手以
下でQ2敗退を喫したのはパーマー(ルノー)、オコ
ン(フォース・インディア)、クビアト(トロ・ロッソ)、
ペレス(フォース・インディア)、ハースF1のグロー
ジャンだった。
ポールポジションが決するQ3もボッタスが真っ先
に出陣し、ライバルたちが後に続く。フェルスタッ
ペンとトロ・ロッソのサインツはタイミングをずらす
戦略を取ったようで、フェルスタッペンはライバル
たちが最初のアタックを終えてピットに戻る頃にガ
レージを後にした。
Q3序盤は1分16秒276を刻んで新たなコースレ
コードを生み出したベッテルがトップに立ち、0.355
秒差でボッタスが2番手、フェルスタッペン、リカル
ド、ライコネンと追う展開とになる。ハミルトンは
ターン4でコースを飛び出し、さらにバイブレーショ
ン問題が再発したようでラップを断念してピットに
引き返している。
勝負のラストアタックで1分16秒台に入れたハミル
トンだったが、フェラーリ勢の速さがずば抜けてお
り、ベッテルは最後のラップでタイムを更新できな
かったものの、ポールタイムを維持して予選をトッ
プで終えた。ライコネンが0.168秒差で2番手に飛
び込み、フェラーリがフロントローを独占。
2列目にボッタスとハミルトンのメルセデス勢、3列
目がフェルスタッペンとリカルドのレッドブルコンビ
となる。
予選7番手はヒュルケンベルグだったが、ペナル
ティによりスタート位置は12番手に下がる予定。
このため、4列目は予選8番手と9番手につけた
マクラーレンのアロンソとバンド―ルンが並ぶ。予
選トップ10最後のひと枠はトロ・ロッソのサインツ
だった。
マクラーレン・ホンダ。いよいよ御三家に迫ってき
ました。
明日の決勝が楽しみです。
ガリーGP予選が行われ、フェラーリのベッテルが
ポールポジションを獲得した。
直前に実施された土曜フリー走行はフェラーリの
ベッテルが1分17秒017のコースレコードをたたき
出し、相棒のライコネンが2番手に並ぶフェラーリ
の独壇場となった。
なお、最後のフリー走行が終わった後、ウィリア
ムズはマッサが体調不良を訴えて以降のセッショ
ン参加を見送ることになったと発表。リザーブドラ
イバーのポール・ディ・レスタが代役を務める。
また、今週末のグランプリで予定外のギアボック
ス交換を実施したルノーのヒュルケンベルグは5
グリッド降格ペナルティが科せられている。
フェラーリ、メルセデス、レッドブルの三つ巴のバ
トルが注目された予選は快晴の下、気温26℃、
路面温度57℃、湿度31%のドライコンディションで
スタートした。スーパーソフトタイヤを履いたメルセ
デスコンビの続いて、ウィリアムズマシンに乗り込
んだレスタが出陣。さらに続々とマシンがコースに
なだれ込んだ。
序盤のアタックを終えて1分17秒244を刻んだベッ
テルがトップに立ち、レッドブルのフェルスタッペ
ンが0022秒差の2番手に控え、ライコネンが3番
手に並んだ。上位3チームの中ではボッタスが遅
れ気味となり、0.814秒のリードを築かれている。
レスタは6周を走ってベストタイムは1分21秒075。
さらなるペースアップを目指し、残り4分を切った
後、新しいタイヤセットに履き替えてコースに向
かった。事前の準備が十分でないとはいえ、リ
ザーブドライバーとしての役割をきっちり果たした
レスタは最終的に1分19秒868までペースを上
げ、もう一台のウィリアムズを駆るストロールに
0.766秒差の自己ベストを残している。
トップ9がガレージで戦況を見守ったQ1終盤のア
タックを終えて、ノックアウトされたのは16番手の
マグヌッセン(ハースF1)以下、ストロール、ウェー
レイン(ザウバー)、レスタ、エリクソン(ザウバー)
だった。
15分間で争われたQ2はボッタスを先頭にハミルト
ンとベッテルが続いてコースイン。少し間を置いて
ライコネンも始動すると他の陣営も動き出した。
早々とアタックを開始したベッテルが1分16秒802
をたたき出し、コースレコードをまたも塗り替える。
0.226秒差のタイムで2番手に続いたのはここでも
フェルスタッペンだった。
Q2後半は3番手につけていたハミルトンと5番手
のボッタスが新しいスーパーソフトタイヤに履き替
えて先陣を切り、ここまでうまくまとめきれていな
かったハミルトンがついに本領を発揮、1分16秒
693をたたき出してトップに躍り出た。ベッテルに
対するリードは0.109秒だが、コンマ数秒の遅れを
取っていた状態から見事に巻き返してきた格好
だ。
トップ7に並んでいた中ではメルセデス勢のみが
終盤のアタックに参加しており、結果、11番手以
下でQ2敗退を喫したのはパーマー(ルノー)、オコ
ン(フォース・インディア)、クビアト(トロ・ロッソ)、
ペレス(フォース・インディア)、ハースF1のグロー
ジャンだった。
ポールポジションが決するQ3もボッタスが真っ先
に出陣し、ライバルたちが後に続く。フェルスタッ
ペンとトロ・ロッソのサインツはタイミングをずらす
戦略を取ったようで、フェルスタッペンはライバル
たちが最初のアタックを終えてピットに戻る頃にガ
レージを後にした。
Q3序盤は1分16秒276を刻んで新たなコースレ
コードを生み出したベッテルがトップに立ち、0.355
秒差でボッタスが2番手、フェルスタッペン、リカル
ド、ライコネンと追う展開とになる。ハミルトンは
ターン4でコースを飛び出し、さらにバイブレーショ
ン問題が再発したようでラップを断念してピットに
引き返している。
勝負のラストアタックで1分16秒台に入れたハミル
トンだったが、フェラーリ勢の速さがずば抜けてお
り、ベッテルは最後のラップでタイムを更新できな
かったものの、ポールタイムを維持して予選をトッ
プで終えた。ライコネンが0.168秒差で2番手に飛
び込み、フェラーリがフロントローを独占。
2列目にボッタスとハミルトンのメルセデス勢、3列
目がフェルスタッペンとリカルドのレッドブルコンビ
となる。
予選7番手はヒュルケンベルグだったが、ペナル
ティによりスタート位置は12番手に下がる予定。
このため、4列目は予選8番手と9番手につけた
マクラーレンのアロンソとバンド―ルンが並ぶ。予
選トップ10最後のひと枠はトロ・ロッソのサインツ
だった。
マクラーレン・ホンダ。いよいよ御三家に迫ってき
ました。
明日の決勝が楽しみです。