上海インターナショナル・サーキットで14日(土)、2018年FIA F1世界選手権第3戦中国GP予選セッションが行われ、チームメイトとの大接戦を制したフェラーリのベッテルがポールポジションを獲得した。
風が強く、難しいコンディションとなった土曜フリー走行もベッテルが最速タイムを刻み、ライコネンが2番手に続いてフェラーリが1-2を達成。メルセデスはボッタスが3番手に入るも、ハミルトンはトップから1秒以上遅れて5番手だった。
ミディアム、ソフト、ウルトラソフトのドライタイヤ3種類を持ち込んだピレリは予選Q3用にウルトラソフトタイヤを指定。ウルトラソフトの耐久性を踏まえ、予選トップ10に入るドライバーがQ2でどのコンパウンドを用いるかに注目が集まった。
上空を雲に覆われた予選スタート時点のコンディションは気温12℃、路面温度15℃、湿度78%。降雨の予報もあったが、Q1開始のタイミングで雨粒は落ちていない。ピットレーンがオープンになると、ウィリアムズを筆頭にザウバーやトロ・ロッソなどがドライバーをコースに送り出す。ウィリアムズ勢はソフトタイヤで1周した後、一度、ピットに戻ってタイヤをウルトラソフトに交換してからアタックラップに臨んでいる。
土曜フリー走行でブレーキ・バイ・ワイヤにトラブルが発生したハースF1のグロージャンはセッション開始直後こそ、まだ修復作業が続いていたものの、無事に出陣を果たしてアタックに参戦。同じセッションでエンジントラブルに見舞われたレッドブルのリカルドは残り3分を切ってようやく出陣の準備が整った。
序盤のアタックでトップ8につけたフェラーリ、メルセデス、レッドブルのフェルスタッペン、フォース・インディア勢、ルノーのヒュルケンベルグがガレージにとどまって戦況を見守ったQ1終盤、リカルドが渾身の走りでラップをまとめ、Q2への切符を手に入れた一方、前戦バーレーンGPで4位入賞を果たしたトロ・ロッソのガスリーが17番手でQ1敗退を喫してしまう。
他に、予選をQ1で終えたのは16番手のシロトキン(ザウバー)、ガスリーを挟んで18番手のストロール(ウィリアムズ)、ルクレール(ザウバー)とエリクソン(ザウバー)だ。
Q1のトップタイムはベッテルが刻んだ1分32秒171だった。
15分間で争われたQ2はソフトタイヤを履いたメルセデス勢が先陣を切り、フェラーリも同様のタイヤ選択でコースに向かう。2チーム以外はウルトラソフトタイヤを選び、マクラーレンのアロンソとトロ・ロッソのハートレーがユーズドのタイヤセットを使っている。
Q2最初のアタックラップを終えて1分32秒286を刻んだライコネンがトップに立ち、0.099秒差でベッテルが2番手に控えた。ウルトラソフトのリカルドが3番手に飛び込み、ボッタスはトップから0.4秒遅れの4番手だ。ハミルトンは2回のクイックラップに臨んで自己ベストを更新したが、それでもチームメイトやフェラーリ勢には届かず6番手に甘んじた。
ただ、ハミルトンはそれでもソフトタイヤでのQ2突破を狙ってラストアタックにもソフトコンパウンドをチョイス。ボッタスも同様にソフトの新しいセットを履いている。フェラーリ勢はウルトラソフトに履き替えてコースに向かった。
ハミルトンはそれまで思うようなペースを引き出せていなかったが、Q2終盤にきてようやくラップをまとめられたようで、1分31秒914をたたき出してタイムシート最上位に躍り出る。ボッタスも自己ベストタイムを更新してハミルトンに0.149秒差の2番手に飛び込んだ。フェラーリ勢は第2セクターまで好タイムを刻んでいたものの、他車の状況を踏まえて最終セクターはペースを緩め、ベストタイムを更新することなくピットに引き上げている。
最終的にQ2で敗退したのは11番手となったマグヌッセン(ハースF1)以下、オコン(フォース・インディア)、アロンソとバンドールンのマクラーレン勢、ハートレーだった。
予選トップ10入りを果たした面々はフォース・インディアのペレスを除く9名が序盤からアタックラップに挑み、グロージャンが新しいソフト、ルノーのサインツがユーズドのウルトラソフトを履いた以外は新品のウルトラソフトタイヤを選んでいる。
Q3最初のアタックではライコネンが1分31秒200をたたき出してトップに立ち、ベッテル、ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、リカルドが続いた。ライコネンとベッテルは0.161秒差、ボッタスとハミルトンはわずかに0.05秒差、フェルスタッペンとリカルドは0.109秒差とチームメイト間のギャップはほとんどない。7番手以下はヒュルケンベルグ、グロージャン、サインツが並び、ペレスもユーズドタイヤを装着して合流したが、結局タイムを残さずに引き上げている。
10台すべてが新しいウルトラソフトタイヤを投入したラストアタックはハミルトンがラップを断念してピットに戻る中、ボッタスは自己ベストタイムを更新できず。フェラーリは2人ともペースアップに成功したが、最後の最後にベッテルが1分31秒095をたたき出し、ライコネンのタイムを0.087秒上回ってポールポジションを手に入れた。
ライコネンが2番手につけたフェラーリはバーレーンGPに続いてフロントローを独占。メルセデスがボッタス、ハミルトンの順で2列目に並び、フェルスタッペン、リカルド、ヒュルケンベルグ、ペレス、サインツ、グロージャンが10番手となった。
Q2のベストタイムをソフトタイヤで記録したのは前方2列の4人だけとなり、優勝を争うフェラーリとメルセデスが第1スティントにどのような戦略を用意するのか注目される。
トロ・ロッソ・ホンダは、ハートレーがQ2進出し15番手、ガスリーはセッティング変更が上手くなかったようで、Q1敗退17番手でした。
明日は、巻き返しが出来るでしょうか、頑張って欲しいですね!
風が強く、難しいコンディションとなった土曜フリー走行もベッテルが最速タイムを刻み、ライコネンが2番手に続いてフェラーリが1-2を達成。メルセデスはボッタスが3番手に入るも、ハミルトンはトップから1秒以上遅れて5番手だった。
ミディアム、ソフト、ウルトラソフトのドライタイヤ3種類を持ち込んだピレリは予選Q3用にウルトラソフトタイヤを指定。ウルトラソフトの耐久性を踏まえ、予選トップ10に入るドライバーがQ2でどのコンパウンドを用いるかに注目が集まった。
上空を雲に覆われた予選スタート時点のコンディションは気温12℃、路面温度15℃、湿度78%。降雨の予報もあったが、Q1開始のタイミングで雨粒は落ちていない。ピットレーンがオープンになると、ウィリアムズを筆頭にザウバーやトロ・ロッソなどがドライバーをコースに送り出す。ウィリアムズ勢はソフトタイヤで1周した後、一度、ピットに戻ってタイヤをウルトラソフトに交換してからアタックラップに臨んでいる。
土曜フリー走行でブレーキ・バイ・ワイヤにトラブルが発生したハースF1のグロージャンはセッション開始直後こそ、まだ修復作業が続いていたものの、無事に出陣を果たしてアタックに参戦。同じセッションでエンジントラブルに見舞われたレッドブルのリカルドは残り3分を切ってようやく出陣の準備が整った。
序盤のアタックでトップ8につけたフェラーリ、メルセデス、レッドブルのフェルスタッペン、フォース・インディア勢、ルノーのヒュルケンベルグがガレージにとどまって戦況を見守ったQ1終盤、リカルドが渾身の走りでラップをまとめ、Q2への切符を手に入れた一方、前戦バーレーンGPで4位入賞を果たしたトロ・ロッソのガスリーが17番手でQ1敗退を喫してしまう。
他に、予選をQ1で終えたのは16番手のシロトキン(ザウバー)、ガスリーを挟んで18番手のストロール(ウィリアムズ)、ルクレール(ザウバー)とエリクソン(ザウバー)だ。
Q1のトップタイムはベッテルが刻んだ1分32秒171だった。
15分間で争われたQ2はソフトタイヤを履いたメルセデス勢が先陣を切り、フェラーリも同様のタイヤ選択でコースに向かう。2チーム以外はウルトラソフトタイヤを選び、マクラーレンのアロンソとトロ・ロッソのハートレーがユーズドのタイヤセットを使っている。
Q2最初のアタックラップを終えて1分32秒286を刻んだライコネンがトップに立ち、0.099秒差でベッテルが2番手に控えた。ウルトラソフトのリカルドが3番手に飛び込み、ボッタスはトップから0.4秒遅れの4番手だ。ハミルトンは2回のクイックラップに臨んで自己ベストを更新したが、それでもチームメイトやフェラーリ勢には届かず6番手に甘んじた。
ただ、ハミルトンはそれでもソフトタイヤでのQ2突破を狙ってラストアタックにもソフトコンパウンドをチョイス。ボッタスも同様にソフトの新しいセットを履いている。フェラーリ勢はウルトラソフトに履き替えてコースに向かった。
ハミルトンはそれまで思うようなペースを引き出せていなかったが、Q2終盤にきてようやくラップをまとめられたようで、1分31秒914をたたき出してタイムシート最上位に躍り出る。ボッタスも自己ベストタイムを更新してハミルトンに0.149秒差の2番手に飛び込んだ。フェラーリ勢は第2セクターまで好タイムを刻んでいたものの、他車の状況を踏まえて最終セクターはペースを緩め、ベストタイムを更新することなくピットに引き上げている。
最終的にQ2で敗退したのは11番手となったマグヌッセン(ハースF1)以下、オコン(フォース・インディア)、アロンソとバンドールンのマクラーレン勢、ハートレーだった。
予選トップ10入りを果たした面々はフォース・インディアのペレスを除く9名が序盤からアタックラップに挑み、グロージャンが新しいソフト、ルノーのサインツがユーズドのウルトラソフトを履いた以外は新品のウルトラソフトタイヤを選んでいる。
Q3最初のアタックではライコネンが1分31秒200をたたき出してトップに立ち、ベッテル、ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペン、リカルドが続いた。ライコネンとベッテルは0.161秒差、ボッタスとハミルトンはわずかに0.05秒差、フェルスタッペンとリカルドは0.109秒差とチームメイト間のギャップはほとんどない。7番手以下はヒュルケンベルグ、グロージャン、サインツが並び、ペレスもユーズドタイヤを装着して合流したが、結局タイムを残さずに引き上げている。
10台すべてが新しいウルトラソフトタイヤを投入したラストアタックはハミルトンがラップを断念してピットに戻る中、ボッタスは自己ベストタイムを更新できず。フェラーリは2人ともペースアップに成功したが、最後の最後にベッテルが1分31秒095をたたき出し、ライコネンのタイムを0.087秒上回ってポールポジションを手に入れた。
ライコネンが2番手につけたフェラーリはバーレーンGPに続いてフロントローを独占。メルセデスがボッタス、ハミルトンの順で2列目に並び、フェルスタッペン、リカルド、ヒュルケンベルグ、ペレス、サインツ、グロージャンが10番手となった。
Q2のベストタイムをソフトタイヤで記録したのは前方2列の4人だけとなり、優勝を争うフェラーリとメルセデスが第1スティントにどのような戦略を用意するのか注目される。
トロ・ロッソ・ホンダは、ハートレーがQ2進出し15番手、ガスリーはセッティング変更が上手くなかったようで、Q1敗退17番手でした。
明日は、巻き返しが出来るでしょうか、頑張って欲しいですね!