バーレーン・インターナショナル・サーキットにて28日(土)、シーズン第15戦バーレーンGP予選が行われ、メルセデスのハミルトンがポールポジションを獲得した。
フリー走行ではメルセデスやレッドブルが速さを示したが、予選やレースに向けての序列はとりわけ中団グループを中心に読めない状況が続いていた。サヒールに暗闇が訪れる中、気温26.4℃、路面温度28.2℃、湿度55%のドライコンディションでQ1がスタートし、ウィリアムズのラッセルが真っ先にコースに向かう。少し間を置いてガレージを出発したレッドブルのフェルスタッペンがアウトラップを走る一方で、ラッセルはアタックラップの途中でミスがあったらしく、タイムを残すことなくピットに引き上げた。
その後、ハースF1勢やウィリアムズのラティフィが加わると、他の陣営も次々に動き出し、2セット目のソフトタイヤを投入したラッセルも合流してアタックに挑んだ。ほぼすべてのドライバーがソフトタイヤを履いていたが、レーシング・ポイントのストロールだけがミディアムタイヤをチョイスしている。
20台のタイムが出そろった時点でタイムシート最上位に立っていたのはメルセデスを駆るハミルトン。1分28秒343を刻んでおり、2番手に続いた僚友ボッタスには0.424秒のリードを築いた。3番手にフェルスタッペンがつけ、4番手にはフリー走行から好ペースを披露していたアルファ・タウリのガスリー、マクラーレンのサインツが5番手タイムを記録。ガスリーとサインツのギャップは0.004秒しかなく、その後方に並んだペレス(レーシング・ポイント)とオコン(ルノー)も0.025秒差と超接近戦を繰り広げている。
ノックアウトゾーンの16番手以下にはラッセル、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、グロージャンとマグヌッセンのハースF1勢、ラティフィの名前があった。
Q1残り5分を切って全車がピットに帰還し、新しいタイヤセットに交換したドライバーたちがQ2進出をかけて再度アタックに向かう。それまでに刻んだタイムでQ1突破を確信し、ガレージでの待機を選んだのはフェルスタッペン、ガスリー、サインツ、オコンの4人。1-2態勢を築くメルセデスコンビと6番手のペレスはユーズドのソフトタイヤで出陣している。
レーシング・ポイントのストロールとレッドブルのアルボンが自己ベストタイムを更新し、それぞれ2番手と3番手に浮上したほか、各車のタイム更新が相次いでオコンのポジションは13番手まで後退したが、Q2進出には事足りてQ1突破を決めた。
Q1で姿を消したのは16番手と17番手に並んだアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィとライコネン、マグヌッセン、グロージャン、ラティフィだ。16番手だったジョビナッツィは15番手で次のセッションにコマを進めたノリス(マクラーレン)と0.027秒のギャップしかなく、14番手タイムを刻んだラッセルと比べても0.2秒と遅れていない。
15分間で争われたQ2は開始から2分半が過ぎた頃にアルファ・タウリのクビアトがガレージを出発。それをきっかけにライバルたちも始動し、ラッセルを除く14名がコースに出そろう。Q2でベストタイムを刻んだタイヤがレースのスタートタイヤになるため、Q2のタイヤ戦略が重要になるが、大半のドライバーがミディアムタイヤを選択する中でアルファ・タウリの2人はソフトタイヤをチョイスした。
アウトラップを終えたドライバーから順にアタックラップに入ったものの、サインツがターン1で身動きが取れなくなったようで、黄旗が振られてほどなく赤旗に切り替わり、セッションは9分10分を残して一時中断を余儀なくされた。リプレー映像によれば、サインツはターン1へのアプローチでマシンのコントロールを失い、スピンを喫してエンジンがスタックしてしまったようだ。進行方向とは逆向きに停車していたサインツは自力でのピット帰還を試みるも走行を再開できず、最終的にその場でコックピットを離れている。フリー走行から好調をアピールしていただけに手痛いトラブルだ。
約7分の中断を経てセッションが再開されると、ノリスを先頭にレッドブル勢、ペレス、メルセデスの2人もコースに入る。まだ1台もタイムを残せていなかったことから、コースに殺到する可能性もあったが、半数ほどはQ2終盤の一発勝負にかけることにしたようだ。
最初にタイムシートに名前を刻んだフェルスタッペンが1分28秒025をマークした後、ハミルトンが1分27秒台をたたき出して最速タイムを塗り替えている。フェルスタッペンが2番手に下がり、ボッタス、アルボン、ノリス、ペレスが6番手につけた。
一度、ピットに戻ったアルボンとノリスはミディアムからソフトに履き替えて再度コースに向かい、レーシング・ポイント勢は赤旗前に履いていたのと同じミディアムのタイヤセットを継続してアタックラップに臨んでいる。トップ3とサインツを除く11人がQ2突破を目指して猛プッシュした結果、ルノーのリカルドが4番手にポジションを上げ、アルボン、ノリス、ペレス、オコン、クビアト、ガスリーがQ3進出を果たした。
Q2でノックアウトされたのは11番手と12番手に終わったフェラーリのベッテルとルクレールのほか、ストロール、ラッセル、ノータイムのサインツだ。アタックを終えたベッテルは「いくつかトラブルがあった。あーーーー!」と悔しさをにじませており、それがなければ、0.141秒差だった10番手のガスリーを上回ってQ3に進めたかもしれない。
ポールポジションの決するQ3はピットレーンオープンと同時に各車が動き出し、最後にガレージを離れたアルボンがしんがりを務めてアウトラップに臨んだ。10台すべてがソフトタイヤを履いているが、アルボン、ノリス、クビアト、リカルドの4人はユーズドのセットだ。
Q3序盤のアタックは1分27秒677を刻んだハミルトンがトップの座をキープし、0.146秒差でフェルスタッペンが2番手、ボッタスはハミルトンに0.244秒遅れの3番手だった。4番手タイムを残したペレスは後続に少しリードを築いていたが、5番手のガスリーと6番手のオコンは0.011秒の違いしかなく、7番手のアルボンを含めても3台のギャップは0.069秒と混戦模様。
ラストアタックに向けて全員がピットに戻ってフレッシュタイヤと交換し、ハミルトンから順にクイックラップをスタートさせた。セクター1でファステストを刻んだハミルトンはセクター2とセクター3も最速でまとめ、1分27秒264を記録。これにかなうドライバーはおらず、ボッタスが2番手にポジションを上げてメルセデスがバーレーンでもフロントローを独占した。フェルスタッペンとアルボンのレッドブル勢が2列目を確保し、ペレスを挟んでリカルドとオコンのルノーコンビが1,000分の2秒という僅差で6番手と7番手に並んでいる。ガスリーは8番手、ノリスに次ぐ10番手にクビアトがつけた。
ポールポジションを手に入れたハミルトンとボッタスのギャップは0.289秒、フェルスタッペンもトップに0.414秒遅れと接近したタイムを残している。
ホンダPU勢、予選も4台ともトップテンに入っており、タイム差も接近していることから、決勝が楽しみですね!
フリー走行ではメルセデスやレッドブルが速さを示したが、予選やレースに向けての序列はとりわけ中団グループを中心に読めない状況が続いていた。サヒールに暗闇が訪れる中、気温26.4℃、路面温度28.2℃、湿度55%のドライコンディションでQ1がスタートし、ウィリアムズのラッセルが真っ先にコースに向かう。少し間を置いてガレージを出発したレッドブルのフェルスタッペンがアウトラップを走る一方で、ラッセルはアタックラップの途中でミスがあったらしく、タイムを残すことなくピットに引き上げた。
その後、ハースF1勢やウィリアムズのラティフィが加わると、他の陣営も次々に動き出し、2セット目のソフトタイヤを投入したラッセルも合流してアタックに挑んだ。ほぼすべてのドライバーがソフトタイヤを履いていたが、レーシング・ポイントのストロールだけがミディアムタイヤをチョイスしている。
20台のタイムが出そろった時点でタイムシート最上位に立っていたのはメルセデスを駆るハミルトン。1分28秒343を刻んでおり、2番手に続いた僚友ボッタスには0.424秒のリードを築いた。3番手にフェルスタッペンがつけ、4番手にはフリー走行から好ペースを披露していたアルファ・タウリのガスリー、マクラーレンのサインツが5番手タイムを記録。ガスリーとサインツのギャップは0.004秒しかなく、その後方に並んだペレス(レーシング・ポイント)とオコン(ルノー)も0.025秒差と超接近戦を繰り広げている。
ノックアウトゾーンの16番手以下にはラッセル、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、グロージャンとマグヌッセンのハースF1勢、ラティフィの名前があった。
Q1残り5分を切って全車がピットに帰還し、新しいタイヤセットに交換したドライバーたちがQ2進出をかけて再度アタックに向かう。それまでに刻んだタイムでQ1突破を確信し、ガレージでの待機を選んだのはフェルスタッペン、ガスリー、サインツ、オコンの4人。1-2態勢を築くメルセデスコンビと6番手のペレスはユーズドのソフトタイヤで出陣している。
レーシング・ポイントのストロールとレッドブルのアルボンが自己ベストタイムを更新し、それぞれ2番手と3番手に浮上したほか、各車のタイム更新が相次いでオコンのポジションは13番手まで後退したが、Q2進出には事足りてQ1突破を決めた。
Q1で姿を消したのは16番手と17番手に並んだアルファロメオ・レーシングのジョビナッツィとライコネン、マグヌッセン、グロージャン、ラティフィだ。16番手だったジョビナッツィは15番手で次のセッションにコマを進めたノリス(マクラーレン)と0.027秒のギャップしかなく、14番手タイムを刻んだラッセルと比べても0.2秒と遅れていない。
15分間で争われたQ2は開始から2分半が過ぎた頃にアルファ・タウリのクビアトがガレージを出発。それをきっかけにライバルたちも始動し、ラッセルを除く14名がコースに出そろう。Q2でベストタイムを刻んだタイヤがレースのスタートタイヤになるため、Q2のタイヤ戦略が重要になるが、大半のドライバーがミディアムタイヤを選択する中でアルファ・タウリの2人はソフトタイヤをチョイスした。
アウトラップを終えたドライバーから順にアタックラップに入ったものの、サインツがターン1で身動きが取れなくなったようで、黄旗が振られてほどなく赤旗に切り替わり、セッションは9分10分を残して一時中断を余儀なくされた。リプレー映像によれば、サインツはターン1へのアプローチでマシンのコントロールを失い、スピンを喫してエンジンがスタックしてしまったようだ。進行方向とは逆向きに停車していたサインツは自力でのピット帰還を試みるも走行を再開できず、最終的にその場でコックピットを離れている。フリー走行から好調をアピールしていただけに手痛いトラブルだ。
約7分の中断を経てセッションが再開されると、ノリスを先頭にレッドブル勢、ペレス、メルセデスの2人もコースに入る。まだ1台もタイムを残せていなかったことから、コースに殺到する可能性もあったが、半数ほどはQ2終盤の一発勝負にかけることにしたようだ。
最初にタイムシートに名前を刻んだフェルスタッペンが1分28秒025をマークした後、ハミルトンが1分27秒台をたたき出して最速タイムを塗り替えている。フェルスタッペンが2番手に下がり、ボッタス、アルボン、ノリス、ペレスが6番手につけた。
一度、ピットに戻ったアルボンとノリスはミディアムからソフトに履き替えて再度コースに向かい、レーシング・ポイント勢は赤旗前に履いていたのと同じミディアムのタイヤセットを継続してアタックラップに臨んでいる。トップ3とサインツを除く11人がQ2突破を目指して猛プッシュした結果、ルノーのリカルドが4番手にポジションを上げ、アルボン、ノリス、ペレス、オコン、クビアト、ガスリーがQ3進出を果たした。
Q2でノックアウトされたのは11番手と12番手に終わったフェラーリのベッテルとルクレールのほか、ストロール、ラッセル、ノータイムのサインツだ。アタックを終えたベッテルは「いくつかトラブルがあった。あーーーー!」と悔しさをにじませており、それがなければ、0.141秒差だった10番手のガスリーを上回ってQ3に進めたかもしれない。
ポールポジションの決するQ3はピットレーンオープンと同時に各車が動き出し、最後にガレージを離れたアルボンがしんがりを務めてアウトラップに臨んだ。10台すべてがソフトタイヤを履いているが、アルボン、ノリス、クビアト、リカルドの4人はユーズドのセットだ。
Q3序盤のアタックは1分27秒677を刻んだハミルトンがトップの座をキープし、0.146秒差でフェルスタッペンが2番手、ボッタスはハミルトンに0.244秒遅れの3番手だった。4番手タイムを残したペレスは後続に少しリードを築いていたが、5番手のガスリーと6番手のオコンは0.011秒の違いしかなく、7番手のアルボンを含めても3台のギャップは0.069秒と混戦模様。
ラストアタックに向けて全員がピットに戻ってフレッシュタイヤと交換し、ハミルトンから順にクイックラップをスタートさせた。セクター1でファステストを刻んだハミルトンはセクター2とセクター3も最速でまとめ、1分27秒264を記録。これにかなうドライバーはおらず、ボッタスが2番手にポジションを上げてメルセデスがバーレーンでもフロントローを独占した。フェルスタッペンとアルボンのレッドブル勢が2列目を確保し、ペレスを挟んでリカルドとオコンのルノーコンビが1,000分の2秒という僅差で6番手と7番手に並んでいる。ガスリーは8番手、ノリスに次ぐ10番手にクビアトがつけた。
ポールポジションを手に入れたハミルトンとボッタスのギャップは0.289秒、フェルスタッペンもトップに0.414秒遅れと接近したタイムを残している。
ホンダPU勢、予選も4台ともトップテンに入っており、タイム差も接近していることから、決勝が楽しみですね!