先週からバーレーンに滞在するF1サーカスは現地4日(金)、シーズン第16戦サヒールGP初日に実施された2回目のフリー走行に臨み、新型コロナウイルスの陽性反応を示してグランプリ欠場を余儀なくされたハミルトンに代わってメルセデスを駆るラッセルが好調の出だしを決めて初日は両セッションとも最速タイムを刻んだ。
最初のフリー走行ではフェルスタッペンとアルボンのレッドブル勢が2番手と3番手に並び、メルセデスのボッタスは先週末とは異なるコースレイアウトにまだ馴染めていないのか4番手にとどまっている。
すでにサヒールが夜を迎えているとあってコンディションは比較的に穏やかで、気温24.2℃、路面温度26.4℃、湿度74.5%のドライ路面で金曜フリー走行2回目のセッションが始まった。最初にコースに飛び出していったのはハースF1のフィッティパルディだ。フィッティパルディは、先週末のレースで大事故に見舞われ、連戦で挑む今回のグランプリを欠場することになったグロージャンの代役に抜擢されている。
アルファロメオ・レーシングやマクラーレンのドライバーたちが後に続き、ライバルチームも動き出したことから、人工照明の灯るサーキットは徐々ににぎやかになっていった。ほとんどのドライバーがミディアムタイヤを履いており、硬いハードタイヤを試していたのはアルファロメオ・レーシングのライコネンとウィリアムズのラティフィのみ。
ルノーのオコンが55秒185を刻んでタイムシート最上位につける中、セッション開始から16分が過ぎた頃にタイム計測をスタートさせたばかりのルクレール(フェラーリ)がトラブルを訴えてスローダウン。なんとかピットレーンにはたどり着いたものの、ギアボックストラブルが疑われており、コース上での作業を再開するまではしばらく時間を要することが予想された。
この時点でまだレッドブルとメルセデスは一度もコースに姿を見せていなかったが、ラッセルがハードタイヤを履いて出陣した後、ミディアムタイヤを評価すべくアルボンがガレージを離れ、少し間をおいてボッタスも動き出している。ボッタスはユーズドのハードタイヤを装着して序盤の走行プログラムに取り掛かった。フェルスタッペンがようやく始動したのはセッションが始まって23分が経過した頃だ。
そのフェルスタッペンが55秒フラットを刻んでトップに飛び込み、問題を抱えて引き上げたルクレールを除く19名のタイムが出そろう。2番手にオコン、アルボンが3番手タイムを残し、ボッタス、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)にアルファ・タウリの2人が続き、8番手にラッセルが控えていた。
序盤の走行プランを完了してピットに引き上げたドライバーたちは柔らかいコンパウンドに履き替えて再びコースに向かい、セッション中盤からは予選シミュレーションが進められた。ラッセルが54秒713を刻んで最速タイムを塗り替えた一方、ボッタスはそれよりも速いペースで周回していたものの、コースリミットを超えてしまい、そのタイムは抹消されている。
ラッセルに0.128秒差でフェルスタッペンが2番手につけ、ペレス、オコン、アルボンのトップ5に、クビアト(アルファ・タウリ)、ストロール(レーシング・ポイント)、リカルド(ルノー)、ガスリー、サインツが10番手タイムを残していた。ターン8でトラックリミットをオーバーしてしまう様子が散見されたボッタスはタイムを抹消される回数も多く、トップから0.608秒遅れの11番手にとどまっている。
予選を想定したクイックラップを一通り走り終えると、各陣営ともレースシミュレーションに取り掛かり、ソフトで20周近くを走行した後、ハードもしくはミディアムに切り替えてさらに周回を重ねている。
ハードタイヤを履いていたラッセルは57秒から58秒台のラップタイムを刻み、ミディアムで長いスティントを走っていたフェルスタッペンは57秒前後のペースを維持しているようだった。
90分のセッションを終えてタイムシートのオーダーに変化はなく、大半のドライバーが40周を超える周回数を走り込んだものの、マクラーレンのノリスは14周しか走れず、ポジションも17番手にとどまった。また、ドライブシャフトに問題が生じていたというルクレールは結局、走行を再開できず、タイムも残せぬまま初日の作業を終えている。
ホンダPU勢、4台ともトップ10以内で調子が良さそうです。
予選が楽しみですね!
最初のフリー走行ではフェルスタッペンとアルボンのレッドブル勢が2番手と3番手に並び、メルセデスのボッタスは先週末とは異なるコースレイアウトにまだ馴染めていないのか4番手にとどまっている。
すでにサヒールが夜を迎えているとあってコンディションは比較的に穏やかで、気温24.2℃、路面温度26.4℃、湿度74.5%のドライ路面で金曜フリー走行2回目のセッションが始まった。最初にコースに飛び出していったのはハースF1のフィッティパルディだ。フィッティパルディは、先週末のレースで大事故に見舞われ、連戦で挑む今回のグランプリを欠場することになったグロージャンの代役に抜擢されている。
アルファロメオ・レーシングやマクラーレンのドライバーたちが後に続き、ライバルチームも動き出したことから、人工照明の灯るサーキットは徐々ににぎやかになっていった。ほとんどのドライバーがミディアムタイヤを履いており、硬いハードタイヤを試していたのはアルファロメオ・レーシングのライコネンとウィリアムズのラティフィのみ。
ルノーのオコンが55秒185を刻んでタイムシート最上位につける中、セッション開始から16分が過ぎた頃にタイム計測をスタートさせたばかりのルクレール(フェラーリ)がトラブルを訴えてスローダウン。なんとかピットレーンにはたどり着いたものの、ギアボックストラブルが疑われており、コース上での作業を再開するまではしばらく時間を要することが予想された。
この時点でまだレッドブルとメルセデスは一度もコースに姿を見せていなかったが、ラッセルがハードタイヤを履いて出陣した後、ミディアムタイヤを評価すべくアルボンがガレージを離れ、少し間をおいてボッタスも動き出している。ボッタスはユーズドのハードタイヤを装着して序盤の走行プログラムに取り掛かった。フェルスタッペンがようやく始動したのはセッションが始まって23分が経過した頃だ。
そのフェルスタッペンが55秒フラットを刻んでトップに飛び込み、問題を抱えて引き上げたルクレールを除く19名のタイムが出そろう。2番手にオコン、アルボンが3番手タイムを残し、ボッタス、セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)にアルファ・タウリの2人が続き、8番手にラッセルが控えていた。
序盤の走行プランを完了してピットに引き上げたドライバーたちは柔らかいコンパウンドに履き替えて再びコースに向かい、セッション中盤からは予選シミュレーションが進められた。ラッセルが54秒713を刻んで最速タイムを塗り替えた一方、ボッタスはそれよりも速いペースで周回していたものの、コースリミットを超えてしまい、そのタイムは抹消されている。
ラッセルに0.128秒差でフェルスタッペンが2番手につけ、ペレス、オコン、アルボンのトップ5に、クビアト(アルファ・タウリ)、ストロール(レーシング・ポイント)、リカルド(ルノー)、ガスリー、サインツが10番手タイムを残していた。ターン8でトラックリミットをオーバーしてしまう様子が散見されたボッタスはタイムを抹消される回数も多く、トップから0.608秒遅れの11番手にとどまっている。
予選を想定したクイックラップを一通り走り終えると、各陣営ともレースシミュレーションに取り掛かり、ソフトで20周近くを走行した後、ハードもしくはミディアムに切り替えてさらに周回を重ねている。
ハードタイヤを履いていたラッセルは57秒から58秒台のラップタイムを刻み、ミディアムで長いスティントを走っていたフェルスタッペンは57秒前後のペースを維持しているようだった。
90分のセッションを終えてタイムシートのオーダーに変化はなく、大半のドライバーが40周を超える周回数を走り込んだものの、マクラーレンのノリスは14周しか走れず、ポジションも17番手にとどまった。また、ドライブシャフトに問題が生じていたというルクレールは結局、走行を再開できず、タイムも残せぬまま初日の作業を終えている。
ホンダPU勢、4台ともトップ10以内で調子が良さそうです。
予選が楽しみですね!