8日(土)、テストコースとしても知られるカタロニア・サーキットにてシーズン第4戦スペインGP予選が実施され、メルセデスのハミルトンが通算100回目のポールポジションを獲得した。
初日のフリー走行はメルセデス勢が速さを見せていたものの、予選の直前に行われた土曜フリー走行ではレッドブルのフェルスタッペンが2番手以下に0.2秒以上のリードを築く最速タイムをたたき出しており、重要なセッションに向けて順調な仕上がりを見せていた。
当初、日本時間22時にスタートする予定だった予選はサポートレース中に発生したクラッシュの影響でタイヤバリアが破損しており、その修復が間に合わずにスタートが10分遅延することに。無事にバリア修復が完了してスタートした予選は気温25.3℃、路面温度45℃、湿度45.9%のドライコンディションでピットレーンがオープンし、ウィリアムズとハースF1の各車が早々に動き出す。4人ともソフトタイヤでアウトラップを完了し、クイックラップに入っている。バルセロナにC1からC3のドライコンパウンドを用意したピレリは初日を終えた段階でC2とC3のミディアムとソフトがレースの主流になるとの見解を明かしていた。
2チームに続いてレッドブル陣営がドライバー2人をコースに送り出すと、ハミルトンと僚友ボッタスもガレージを離れてコースイン。レッドブル勢はソフトを選んでいるが、メルセデスはそろってミディアムタイヤを履いており、両陣営のタイムに注目が集まった。
まずはペレスが1分18秒609を刻んでトップに立ち、ハミルトンが0.364秒上回ったあと、フェルスタッペンが1分18秒フラットでまとめるも、ボッタスがわずかに0.085秒速く走ってタイムシート最上位に飛び込む。調子を上げつつあるフェラーリも好パフォーマンスを発揮し、サインツが3番手、ルクレールが5番手につけて、トップ5はボッタス、フェルスタッペン、サインツ、ハミルトン、ルクレールのオーダーに変わった。
フェラーリ同様に前戦からのペースアップが注目されたマクラーレンはノリスがラップ終盤のトラフィックにはまってしまい、思うようなタイムを残せず。多くのマシンがノリスに道を譲る中、ハースF1のマゼピンは自身のアタックラップを控えていたのか、サイドに避けた集団を抜け出してノリスの前を走ってしまい、ノリスが減速を余儀なくされた格好だ。チームメイトのダニエル・リカルドは6番手につけて最初のアタックを完了した。
その前にクイックラップを終えていたアルファタウリのガスリーがトップに0.185秒差の3番手タイムを記録したほか、ペレスもタイムを削って4番手に浮上、上位5台のオーダーはボッタス、フェルスタッペン、ガスリー、ペレス、サインツに変わっている。
全車のタイムが出そろった時点で16番手以下のノックアウトゾーンにいたのはライコネン(アルファロメオ・レーシング)、ストロール(アストンマーティン)、シューマッハ(ハースF1)、ラティフィ(ウィリアムズ)、マゼピンだ。
Q1終盤はミディアムでトップタイムを刻んだボッタスを含め、上位勢は大半がコースには出ずに次のセッションに向けた準備に励む。ハミルトンはソフトに履き替えて出陣したが、1周しただけでピットに引き上げている。
新しいソフトタイヤを投入した角田裕毅(アルファタウリ)は一時10番手に上がるも、他のドライバーたちが相次いでタイムを更新した結果、徐々にポジションを落とし、最後にウィリアムズのラッセルが1分18秒445をマークして14番手に飛び込んだ結果、角田は16番手に後退してQ1敗退を喫した。
15番手でQ2に進んだジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)と角田のギャップは1,000分の7秒しかなく、角田はアタックラップでわずかにコースを飛び出したことでQ2進出のチャンスを失ってしまった。17番手のライコネンほか、シューマッハ、ラティフィ、マゼピンがノックアウトされている。
2セット目のソフトタイヤを履いたノリスが1分17秒821をたたき出してQ1のトップタイムを更新し、ミディアムで残したボッタスのタイムは0.184秒差の2番手、ルクレールが3番手に入り、フェルスタッペン、ガスリーと続くトップ5だった。
15分間で争われたQ2は始まって1分が経過した頃に各車が動き出し、メルセデス、レッドブル、アストンマーティン、ノリス、ガスリーがソフト、ジョビナッツィはミディアムタイヤで出陣していく。ハミルトンが1分17秒台に入れてベンチマークを作るも、ボッタスが0.232秒速く走ってトップに立った。しかしながら、それを大きく上回ったのがフェルスタッペンだ。1分16秒台に乗せてボッタスを0.478秒引き離す好タイムを記録している。
フェラーリとアルピーヌはタイミングをずらしてコースに向かい、それにリカルドが続いた。ラッセルはQ1序盤のアタックには参加せず、14台がタイムシートに名前を刻んだ時点でトップは変わらずフェルスタッペン、ボッタス、ハミルトンと続き、ノリスが4番手、フェラーリ勢に次いでアルピーヌのフェルナンド・アロンソが7番手、ストロール、ガスリー、リカルドが10番手に食い込んでいた。ノックアウトゾーンの11番手以下はオコン(アルピーヌ)、ペレス、ベッテル、ジョビナッツィとノータイムだったラッセルという顔ぶれだ。
ラッセルはライバルたちがピットに引き上げる頃にコースに入り、ユーズドのソフトタイヤで1分19秒154を記録。トップからは2.2秒遅れたが、ジョビナッツィのタイムを上回って14番手につけて予選の走行を終えている。
フェルスタッペンがガレージでの待機を選ぶ中、ライバルたちは新しいソフトタイヤ――ハミルトンだけはQ1でスクラブしたソフトのセット――を装着してアタックラップに臨んだ終盤、多くのドライバーが自己ベストタイムを更新し、ハミルトンとボッタスのメルセデスコンビが1分17秒1と似通ったタイムでペースアップを成功させたが、フェルスタッペンには0.2秒届かず。
トップ3はフェルスタッペン、ボッタス、ハミルトンのオーダーとなり、サインツ、ペレス、ノリス、ルクレール、リカルド、オコン、アロンソが10番手で予選Q3に進んでいる。Q2でノックアウトされたのは11番手から順にストロール、ガスリー、ベッテル、ジョビナッツィ、ラッセルだ。10番手のアロンソと11番手のストロールはギャップが0.008秒しかなく、12番手だったガスリーもトップ10入りに0.016秒足りなかっただけと非常に混戦のQ2となった。
ポールシッターが決まるQ3も開始から1分以上が経過してチームの動きが見られ、最初にコースインしたのはノリス、それにフェラーリやチームメイトらが続き、ハミルトンとボッタスの後方についたフェルスタッペンがしんがりを務めたものの、アウトラップ中にボッタスとフェルスタッペンが入れ替わっている。
ノリスが1分18秒フラットにとどまる中、フェラーリコンビが1分17秒台を刻み、リカルドも同様に1分17秒台に乗せ、1分17秒580をマークしたオコンが暫定トップに立つも、メルセデス勢とフェルスタッペンのタイム計測を終えて、1分16秒741を刻んだハミルトンが最速となり、フェルスタッペンは0.036秒差の2番手、ボッタスは僚友から0.132秒遅れの3番手に飛び込んだ。もう1台のレッドブルを駆るペレスはターン13で左リアタイヤがわずかにコースをはみ出してしまい、スピンを喫してアタックを断念することになった。
最初のパフォーマンスではハミルトン、フェルスタッペン、ボッタスのトップ3にオコン、サインツ、リカルドが6番手に続き、ユーズドのソフトでアタックしたルクレール、ノリス、アロンソが7番手から9番手。ペレスはタイムを残せず、ラストアタックにすべてをかけることになった。
10台すべてが新品のソフトタイヤを投入したQ3終盤のランはメルセデスが最初にガレージを離れ、ハミルトンが先にアタックラップを開始する。ただ、セクター1こそ自己ベストを刻んだものの、セクター2はタイムが伸びず、ラップ終盤にバランスを崩しかけたセクター3も同様で1分17秒フラットにとどまった。しかし、ライバルのフェルスタッペンやボッタスもベストタイムには届かず、ポールポジションはハミルトンが手に入れている。
ラストアタックで自己ベストを更新したルクレールが4番手に上がり、オコン、サインツ、リカルド、ペレス、ノリス、アロンソの順で予選順位が決した。コンディションの変化が影響したのか、ほとんどのドライバーがタイムを伸ばせておらず、リカルドにいたってはチェッカーフラッグに間に合わずにラストランができなかったようだ。
ホンダPU勢は、フェルスタッペンが2番手のフロントロー、ペレスは10番手、ガスリーが12番手、角田は16番手とQ1敗退。
決勝では、それぞれ頑張って欲しいですね!
初日のフリー走行はメルセデス勢が速さを見せていたものの、予選の直前に行われた土曜フリー走行ではレッドブルのフェルスタッペンが2番手以下に0.2秒以上のリードを築く最速タイムをたたき出しており、重要なセッションに向けて順調な仕上がりを見せていた。
当初、日本時間22時にスタートする予定だった予選はサポートレース中に発生したクラッシュの影響でタイヤバリアが破損しており、その修復が間に合わずにスタートが10分遅延することに。無事にバリア修復が完了してスタートした予選は気温25.3℃、路面温度45℃、湿度45.9%のドライコンディションでピットレーンがオープンし、ウィリアムズとハースF1の各車が早々に動き出す。4人ともソフトタイヤでアウトラップを完了し、クイックラップに入っている。バルセロナにC1からC3のドライコンパウンドを用意したピレリは初日を終えた段階でC2とC3のミディアムとソフトがレースの主流になるとの見解を明かしていた。
2チームに続いてレッドブル陣営がドライバー2人をコースに送り出すと、ハミルトンと僚友ボッタスもガレージを離れてコースイン。レッドブル勢はソフトを選んでいるが、メルセデスはそろってミディアムタイヤを履いており、両陣営のタイムに注目が集まった。
まずはペレスが1分18秒609を刻んでトップに立ち、ハミルトンが0.364秒上回ったあと、フェルスタッペンが1分18秒フラットでまとめるも、ボッタスがわずかに0.085秒速く走ってタイムシート最上位に飛び込む。調子を上げつつあるフェラーリも好パフォーマンスを発揮し、サインツが3番手、ルクレールが5番手につけて、トップ5はボッタス、フェルスタッペン、サインツ、ハミルトン、ルクレールのオーダーに変わった。
フェラーリ同様に前戦からのペースアップが注目されたマクラーレンはノリスがラップ終盤のトラフィックにはまってしまい、思うようなタイムを残せず。多くのマシンがノリスに道を譲る中、ハースF1のマゼピンは自身のアタックラップを控えていたのか、サイドに避けた集団を抜け出してノリスの前を走ってしまい、ノリスが減速を余儀なくされた格好だ。チームメイトのダニエル・リカルドは6番手につけて最初のアタックを完了した。
その前にクイックラップを終えていたアルファタウリのガスリーがトップに0.185秒差の3番手タイムを記録したほか、ペレスもタイムを削って4番手に浮上、上位5台のオーダーはボッタス、フェルスタッペン、ガスリー、ペレス、サインツに変わっている。
全車のタイムが出そろった時点で16番手以下のノックアウトゾーンにいたのはライコネン(アルファロメオ・レーシング)、ストロール(アストンマーティン)、シューマッハ(ハースF1)、ラティフィ(ウィリアムズ)、マゼピンだ。
Q1終盤はミディアムでトップタイムを刻んだボッタスを含め、上位勢は大半がコースには出ずに次のセッションに向けた準備に励む。ハミルトンはソフトに履き替えて出陣したが、1周しただけでピットに引き上げている。
新しいソフトタイヤを投入した角田裕毅(アルファタウリ)は一時10番手に上がるも、他のドライバーたちが相次いでタイムを更新した結果、徐々にポジションを落とし、最後にウィリアムズのラッセルが1分18秒445をマークして14番手に飛び込んだ結果、角田は16番手に後退してQ1敗退を喫した。
15番手でQ2に進んだジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)と角田のギャップは1,000分の7秒しかなく、角田はアタックラップでわずかにコースを飛び出したことでQ2進出のチャンスを失ってしまった。17番手のライコネンほか、シューマッハ、ラティフィ、マゼピンがノックアウトされている。
2セット目のソフトタイヤを履いたノリスが1分17秒821をたたき出してQ1のトップタイムを更新し、ミディアムで残したボッタスのタイムは0.184秒差の2番手、ルクレールが3番手に入り、フェルスタッペン、ガスリーと続くトップ5だった。
15分間で争われたQ2は始まって1分が経過した頃に各車が動き出し、メルセデス、レッドブル、アストンマーティン、ノリス、ガスリーがソフト、ジョビナッツィはミディアムタイヤで出陣していく。ハミルトンが1分17秒台に入れてベンチマークを作るも、ボッタスが0.232秒速く走ってトップに立った。しかしながら、それを大きく上回ったのがフェルスタッペンだ。1分16秒台に乗せてボッタスを0.478秒引き離す好タイムを記録している。
フェラーリとアルピーヌはタイミングをずらしてコースに向かい、それにリカルドが続いた。ラッセルはQ1序盤のアタックには参加せず、14台がタイムシートに名前を刻んだ時点でトップは変わらずフェルスタッペン、ボッタス、ハミルトンと続き、ノリスが4番手、フェラーリ勢に次いでアルピーヌのフェルナンド・アロンソが7番手、ストロール、ガスリー、リカルドが10番手に食い込んでいた。ノックアウトゾーンの11番手以下はオコン(アルピーヌ)、ペレス、ベッテル、ジョビナッツィとノータイムだったラッセルという顔ぶれだ。
ラッセルはライバルたちがピットに引き上げる頃にコースに入り、ユーズドのソフトタイヤで1分19秒154を記録。トップからは2.2秒遅れたが、ジョビナッツィのタイムを上回って14番手につけて予選の走行を終えている。
フェルスタッペンがガレージでの待機を選ぶ中、ライバルたちは新しいソフトタイヤ――ハミルトンだけはQ1でスクラブしたソフトのセット――を装着してアタックラップに臨んだ終盤、多くのドライバーが自己ベストタイムを更新し、ハミルトンとボッタスのメルセデスコンビが1分17秒1と似通ったタイムでペースアップを成功させたが、フェルスタッペンには0.2秒届かず。
トップ3はフェルスタッペン、ボッタス、ハミルトンのオーダーとなり、サインツ、ペレス、ノリス、ルクレール、リカルド、オコン、アロンソが10番手で予選Q3に進んでいる。Q2でノックアウトされたのは11番手から順にストロール、ガスリー、ベッテル、ジョビナッツィ、ラッセルだ。10番手のアロンソと11番手のストロールはギャップが0.008秒しかなく、12番手だったガスリーもトップ10入りに0.016秒足りなかっただけと非常に混戦のQ2となった。
ポールシッターが決まるQ3も開始から1分以上が経過してチームの動きが見られ、最初にコースインしたのはノリス、それにフェラーリやチームメイトらが続き、ハミルトンとボッタスの後方についたフェルスタッペンがしんがりを務めたものの、アウトラップ中にボッタスとフェルスタッペンが入れ替わっている。
ノリスが1分18秒フラットにとどまる中、フェラーリコンビが1分17秒台を刻み、リカルドも同様に1分17秒台に乗せ、1分17秒580をマークしたオコンが暫定トップに立つも、メルセデス勢とフェルスタッペンのタイム計測を終えて、1分16秒741を刻んだハミルトンが最速となり、フェルスタッペンは0.036秒差の2番手、ボッタスは僚友から0.132秒遅れの3番手に飛び込んだ。もう1台のレッドブルを駆るペレスはターン13で左リアタイヤがわずかにコースをはみ出してしまい、スピンを喫してアタックを断念することになった。
最初のパフォーマンスではハミルトン、フェルスタッペン、ボッタスのトップ3にオコン、サインツ、リカルドが6番手に続き、ユーズドのソフトでアタックしたルクレール、ノリス、アロンソが7番手から9番手。ペレスはタイムを残せず、ラストアタックにすべてをかけることになった。
10台すべてが新品のソフトタイヤを投入したQ3終盤のランはメルセデスが最初にガレージを離れ、ハミルトンが先にアタックラップを開始する。ただ、セクター1こそ自己ベストを刻んだものの、セクター2はタイムが伸びず、ラップ終盤にバランスを崩しかけたセクター3も同様で1分17秒フラットにとどまった。しかし、ライバルのフェルスタッペンやボッタスもベストタイムには届かず、ポールポジションはハミルトンが手に入れている。
ラストアタックで自己ベストを更新したルクレールが4番手に上がり、オコン、サインツ、リカルド、ペレス、ノリス、アロンソの順で予選順位が決した。コンディションの変化が影響したのか、ほとんどのドライバーがタイムを伸ばせておらず、リカルドにいたってはチェッカーフラッグに間に合わずにラストランができなかったようだ。
ホンダPU勢は、フェルスタッペンが2番手のフロントロー、ペレスは10番手、ガスリーが12番手、角田は16番手とQ1敗退。
決勝では、それぞれ頑張って欲しいですね!
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