梅の苗木を植える
梅の苗木が届いているという連絡があったので山畑までゆく。先週に頼んでいたのが行き違いになって水曜日には手に入らず本日になった。
見ると幹のしっかりした苗木で、二本ともすでに小さな花と蕾も付けていた。梅干しと梅酒の材料になれば嬉しい。花も楽しめるはずだ。
苗木の根をしっかりと水に浸してから植え込むようにとのことだったので、畑を掘り返して作った水溜りによく浸してから植えることにする。
そもそも取り掛かった時間が遅かったのに、植え込みの場所の確定と笹の根っこの除去にも手間取り、日の落ちるまでに植え込みを終えることができなかった。時間の都合が付けば明日中にもまた来て、何とか早く済ませてしまおうと思う。
日が沈みかけて仕方なく山畑を降りるとき、遠く駅前のタワーなど市街地の眺望が少しかすんで見えた。最近になって中国大陸からの黄砂の影響やPM2.5の状況がニュースなどで報じられるようになっている。そのせいだと思った。
日本の農業も最近になってTPPの参加などが問題になっている。自分たちがこうして借り受けて利用させていただいているこの山間地の農耕地もまた、例に漏れず農業の後継者問題もあるようだ。いずれにせよ、せっかくのことなら日本の農業問題や景観問題の改善などにも、セカンドライフワークぐらいに関わっていきたいという思いもある。
日本には宮脇昭氏などが、東北大震災の復興をめぐっても優れた働きをされておられるようだ。とくに宮脇氏らが提唱されておられる『鎮守の森構想』などの業績を踏まえてにより深く関わってゆくこともできるのではないだろうか。そうして、都会暮らしで特に「ふるさと」らしいものも持たない者にとって「ふるさと創生」のために活動してゆくのもやり甲斐はあるかも知れない。さしあたっての実行はとにかく、そのための調査と研究は価値があるように思う。
「鎮守の森の応援団」活動開始:宮脇昭先生からの応援メッセージ