作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

2022年、天橋立海水浴紀行

2022年08月06日 | 日記・紀行

2022年、天橋立海水浴紀行

2022(令和)4年8月6日(土)曇り時々晴れ。

今年も何とか海水浴に行くことができた。いつまでも武漢ウイルス・コロナ騒動も終息せず、今年はその第六波の影響もあって、公共交通機関を避けて車で京都縦貫自動車道を使って天橋立まで行くことにした。
だから、前に天橋立まで行った時のように、電車中でこれといったエピソードになるような体験もなく、沓掛のインターチェンジから京都縦貫自動車道に乗ってからは、ただひたすらに高速道を走り続けるのみだった。単純に続く山並みや街並みを高速道の途中に傍らに眺めながらひたすら走り続けることになった。

前日には台風が滋賀県や福井県に到来して、大きな水害をもたらして過ぎ去ろうとしていた。京都には直撃もなかったけれど、その台風の余波はいくらか残っていて、少し曇り空も続いたが、海水浴にはとくに差し障りもなさそうだった。

京都縦貫自動車道の終点の一つ手前の与謝天橋立ICを降りて、天橋立海水浴場をめざした。山間部を抜けて広い舞鶴湾の海に出くわすといつもそれなりに感動する。ふだん見慣れない者にとっては、海はそれなりにインパクトを与える力をもっているらしい。

JR天橋立駅の近くの有料駐車場に車を停めて、見覚えのあるお堂を抜けて、海水浴場をめざした。

 

少し沖に出て仰向けになり、波に揺られるまま青い空を眺めた。ただ青い空のみを眺めていると、ちょうど宇宙から地球を眺める宇宙飛行士のように、あたかも自分が宇宙に漂っているかのような錯覚にとらわれる。蚊トンボほどに小さく銀色に輝いた航空機が一機、二機とはるか遠く高い青空を横切っていく。

折りしも今日は、77年前に広島に原爆の投下された日だ。勤労動員に出ていた多くの少年少女たちが犠牲になったことを思った。広島では式典はもう済んでいるはずだ。

 

帰途は、宮津天橋立ICから縦貫道に入って帰った。綾部から京丹波あたりまで来て、トンネルを潜って出るとすぐ、前方の視界がほとんど遮られて見えないほどに、激しく雨がフロントガラスを打ちつけた。トンネルを三つか四つ抜けるまでその雨は続いた。

 

 

 

 


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