キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

紅茶 vs コーヒー

2009年06月16日 | Weblog
今のオフィスには紅茶(リプトン)とコーヒー(ネスカフェ)が自由に飲めるように置いてある。観察していると、欧米系の人はわりかしコーヒー。
日本人もコーヒーの場合が多い。
インド人は圧倒的に紅茶(甘いミルクティー)。

そこで、世界的には紅茶とコーヒーどちらが人気あるのか気になった。みなさんは知っていますか?


調べてみると、一年間の世界生産量は紅茶が222,000t。
コーヒーは7,365,000t。

ということで、圧倒的にコーヒーの勝ち。
まあ、スターバックスとか喫茶店が人気だしね。
と、思っていたら大事なことを忘れていた。

紅茶一杯につき使う茶葉は約2g。
コーヒー一杯につき使う豆は約10g。

だから、一年間の世界消費量は紅茶が111,000杯。
コーヒーが737,000杯。

あ、でもやっぱりコーヒーが勝ってる。
(以前の文章では計算を間違えていたので改正しました。)
(乾燥させた後の重さの違いなどは加味していないので正確ではないけれど。)

ちなみに僕は午前中とお昼はコーヒー、夕方と夜は紅茶。
ニュートラルというか優柔不断です。

ブータン2

2009年06月16日 | Weblog
ブータンについてもう少し。

ブータンという国は、戦後もずっと鎖国を続けていた国。観光客はもちろん、調査や研究目的でも入国がなかなか認められず、運良く入国できるにしてもそれは王族からの招待という形でしか実現されなかった。

現在は、鎖国政策こそなくなったものの観光目的でブータンへ入るには以下の条件が課せられている。
1) 旅行日程を予め提出。
2) 現地ガイドを常につける。
3) ブータン滞在一日につき200ドルを払う(ガイド料や交通費、宿泊費はこれに含まれる)
4) 一般に使われているお寺へは立ち入り禁止。観光可能なお寺でも写真撮影禁止。

これら条件の目的は、ひとえに文化と環境を守るため。
いくら外貨獲得の手段になる観光でも、文化と環境が守られるという前提があってこそというのがブータンの政策なんだそうだ。

Wikipediaに下記のようなエピソードが紹介されている。
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1989年2月24日、34歳のジグミ・シンゲ・ワンチュク国王が昭和天皇の大喪の礼参列のため、民族衣装「ゴ」の礼服姿で、数人の供を連れて来日した。
他の国の首脳の多くが、日本から経済的な協力を得るために葬儀の前後に日本政府首脳と会談した。
しかし、ブータン国王はこうした「弔問外交」を行わず、大喪の礼に出席して帰国した。
新聞記者が理由を尋ねると、国王は「日本国天皇への弔意を示しに来たのであって、日本に金を無心しに来たのではありません」と答えた。
一方、日本政府はブータンの正装である「刀」を銃刀法違反として預かったため、国王は丸腰のまま葬儀に列席した。
ブータン国民は、平民のような姿にされた国王の姿を見て嘆き悲しんだ。
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このジグミ・シンゲ・ワンチュク国王は、若くして非常に有能でいい国王であったといろいろなところに書かれている。
国民総幸福量を提唱したことが有名だが、それ以外にも文化、環境を守るための先駆的な政策をいくつも打ち出し、そして最後には民主化のために自ら王位を退いたという。

教育、医療がほぼ無料というブータンだが、英語は公用語かつ小学生のときから学んでいるため堪能な人が多いそうだ。

あと、近年には国内全面禁煙を宣言した。

うーむ、いろいろとブータンの光の部分ばかり見てしまうけど、なかなか闇の部分は見えてきにくいもの。
あら捜しをするつもりはないけど、ブータンの抱えている問題も探して行こうと思う。