『不思議なキリスト教』という本を読んだ。
この手の本は、ニーチェの『アンチ・キリスト』を超訳した『キリスト教は邪教です』でかなり拒否反応が出てしまった。
なので暫く読むのはよそうと思っていたのだけど、本屋に行くたびにこの『不思議なキリスト教』が目に入り、最初の数ページを読んであっけなく買ってしまった。
まず、この本の書かれた動機がいい。
すなわち、
これからの世界を知りたい
↓
そのためには今の世界(近代)を知らなければいけない
↓
近代は西洋文明が非西洋文明を浸食していった歴史だ
↓
では、西洋文明とはなんなのか
↓
西洋文明の根底にあるものの一つがキリスト教だ
↓
では、キリスト教とはそもそもなんなのか??
こんな感じで始まる。
対談方式で進む本書は、あくまで第三者的な立場貫く。
キリスト教信者には失礼になるようなそもそも論的な質問、しかしそれはずっと僕の中でも疑問に思い、でもあまりにそもそもすぎる問であったために誰にも聞けなかったようなこと。
そんな議論が繰り広げられる。
キリスト教を肯定も否定もしない。
ただ、研究の対象、もっと言えば好奇心の対象としてとらえている。
そこがいい。
もちろん、議論の果てに答えが出ないものも多い。
でも、その疑問を提議して、それについて議論したこと、それが大きい。
それが僕の中でも、考え始めるきっかけになる。
それら疑問の例;
多くの欧米人はキリスト教信者なのに、一方で科学を信じている。その折り合いはどうしているのか?
あれほど地動説や進化論を非難したキリスト教なのに、結果的に最も科学が進んでいるのはキリスト教圏なのはなぜか?
キリストはなんだったのか?キリスト教は作ったのは誰か?
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、どれも一神教だがそれぞれどうしてこうも信者の文化が異なるのか?
一神教の神は多神教の神と何が違うのか?
神は万能か?ならばなぜ、エデンの花園に知恵の実を実らせたのか?
キリスト教文明で産業革命、資本主義が発達したのはなぜか?イスラム教圏では工業が発達しない理由は?
云々
確かに、これらについて考えていくことが、近代文明(キリスト教の文化)が行き詰っている今を乗り越える正当な道かもしれない。
この手の本は、ニーチェの『アンチ・キリスト』を超訳した『キリスト教は邪教です』でかなり拒否反応が出てしまった。
なので暫く読むのはよそうと思っていたのだけど、本屋に行くたびにこの『不思議なキリスト教』が目に入り、最初の数ページを読んであっけなく買ってしまった。
まず、この本の書かれた動機がいい。
すなわち、
これからの世界を知りたい
↓
そのためには今の世界(近代)を知らなければいけない
↓
近代は西洋文明が非西洋文明を浸食していった歴史だ
↓
では、西洋文明とはなんなのか
↓
西洋文明の根底にあるものの一つがキリスト教だ
↓
では、キリスト教とはそもそもなんなのか??
こんな感じで始まる。
対談方式で進む本書は、あくまで第三者的な立場貫く。
キリスト教信者には失礼になるようなそもそも論的な質問、しかしそれはずっと僕の中でも疑問に思い、でもあまりにそもそもすぎる問であったために誰にも聞けなかったようなこと。
そんな議論が繰り広げられる。
キリスト教を肯定も否定もしない。
ただ、研究の対象、もっと言えば好奇心の対象としてとらえている。
そこがいい。
もちろん、議論の果てに答えが出ないものも多い。
でも、その疑問を提議して、それについて議論したこと、それが大きい。
それが僕の中でも、考え始めるきっかけになる。
それら疑問の例;
多くの欧米人はキリスト教信者なのに、一方で科学を信じている。その折り合いはどうしているのか?
あれほど地動説や進化論を非難したキリスト教なのに、結果的に最も科学が進んでいるのはキリスト教圏なのはなぜか?
キリストはなんだったのか?キリスト教は作ったのは誰か?
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、どれも一神教だがそれぞれどうしてこうも信者の文化が異なるのか?
一神教の神は多神教の神と何が違うのか?
神は万能か?ならばなぜ、エデンの花園に知恵の実を実らせたのか?
キリスト教文明で産業革命、資本主義が発達したのはなぜか?イスラム教圏では工業が発達しない理由は?
云々
確かに、これらについて考えていくことが、近代文明(キリスト教の文化)が行き詰っている今を乗り越える正当な道かもしれない。
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