キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

家族と仕事

2008年11月19日 | Weblog
『若者はなぜ3年で辞めるのか』という本を読んだ。

なぜ若者の転職が多いのかという理由について、いろいろ同じようなことが繰り返し書かれていたけど、その一つに入社時に厳しく選抜され夢を持って入社したのに、若いうちは下働き&なんでも屋をやらされ続けたからというのがあった。
確かに、入社試験の面接で入社後にしたいことを聞かれ夢を語ったのに、現実はなかなか本筋の部分に影響のある仕事をさせてもらえないのでは、あせりとがっかりで転職も考えたくなる。

下記は僕のエピソードと考え。

現場に着たばかりの頃、一緒に仕事をするパートナーがおらず、全ての仕事を自分一人でやるしかなかった。
朝はミーティング、昼間は現場に張り付き、夕方は毎日の書類作業をし、夜になってからたまったメールを処理する。
そんなのが1ヶ月くらい続いて、さすがに上司に泣きついて、Junというパートナーをつけてもらった。

今はJunと二人で作業を分担してやっている。
Junはいわゆる下働き&なんでも屋的な仕事をしている。

Junは、これ以上のことをすることはないだろうし、彼自身それを望んでいるわけでもない。
フィリピンからの出稼ぎであるJunは、楽しく仕事をして家族にお金を送金できて、半年に一度フィリピンへ帰って奥さんと子供の顔が見られれば幸せだと言っている。
仕事内容が、なんでも屋みたいでも文句はない。

これは仕事に対する考え方の違いなんだろうなと思う。
家族に夢をもつか、仕事に夢を持つか。

僕がJunと同じ仕事をずっとしていたらきっと転職を考えると思う。
でも、家族に夢をもつっていうことが、最近すごく大切なんだって思うようにもなってきた。

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