この日に必ずかかってくる電話。
『おめでとう。いくつかな~』
電話の相手は母からです。実は私の誕生日なのですが・・・
この頃・・・母の優しさに癒されます。
先日、母より思いがけない秘話を聞きました。
(私もこんな話を聞ける年齢になったのね・・・と)
実家の庭での、なんでもない立ち話から始まりました。
私が松の盆栽を見ながら、
「この松、株立ちになっていてめずらしいよね~」と。
(広葉樹なら株立ちもありますが、針葉樹は幹は1本が普通です)
そこで、初めて母から聞いた話です。
なんと、さかのぼること三十数年前、
父がヘルニアの治療のため数ヶ月、家を留守にしていたことがありました。
母は、その留守中アルバイトに出かけていたのですが、
その出先で一個のまつぼっくり(まつかさ)から、
小さな苗木が数本伸びているものを見つけたらしいのです。
『縁起がいいから持ち帰って育てたらいいだろう』と言われ、
父が治療で留守という事もあり、縁起を担いでそのまま植えたそうです。
そして、その時の松がここまで元気に育ったんです。
縁側でその話を聞いていた父も懐かしそうでした。
父の話では2本くらい枝が枯れたようなのですが、
今は5本の枝で、毎年父が手入れしています。
けして、りっぱな鉢ではありませんが、
この盆栽にこんな父と母の思い出が隠されていたとは・・・
母たちが元気なうちにこの話を聞けて良かったと、感激しました。
私の植物好きはこんな両親の影響かもしれません。
母からこの話を聞いた後、
ちょっとだけまつぼっくり(まつかさ)について調べました。
と、いうのも私も松のタネはよく知らなかったからです。
皆さんもまつぼっくりはよく知っていると思いますが・・・
なかなか興味深いんです。
若いうちは、まつぼっくりは開いていません。(開かないまま落下するものも)
鱗片のすき間にタネが閉じ込められているんです。
成熟すると鱗片が開いて中からタネが飛ぶんです・・・すごいでしょう。
これが、まつぼっくりのすき間に隠されていたタネなんです。
遠くへ飛ぶように、タネのまわりに薄い皮がついています。
まつぼっくりをよく観察してみると、開いたものでも、
下のほうにはこのタネが残っているものが見られます。
私なりに検証した結果ですが、
母が見つけた小さな松の苗木は、このまつぼっくりのすき間に残っていたタネが、
偶然にも土をかぶり、発芽に必要な適度な水分もあって育ったのではと。
なんとも植物の生命の神秘さを感じてしまいます(大袈裟かな)
母と父の思い出の松のお陰で、まつぼっくりの観察ができました
ひたちなか市・水戸市不動産売買物件情報
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この頃・・・母の優しさに癒されます。
先日、母より思いがけない秘話を聞きました。
(私もこんな話を聞ける年齢になったのね・・・と)
実家の庭での、なんでもない立ち話から始まりました。
私が松の盆栽を見ながら、
「この松、株立ちになっていてめずらしいよね~」と。
(広葉樹なら株立ちもありますが、針葉樹は幹は1本が普通です)
そこで、初めて母から聞いた話です。
なんと、さかのぼること三十数年前、
父がヘルニアの治療のため数ヶ月、家を留守にしていたことがありました。
母は、その留守中アルバイトに出かけていたのですが、
その出先で一個のまつぼっくり(まつかさ)から、
小さな苗木が数本伸びているものを見つけたらしいのです。
『縁起がいいから持ち帰って育てたらいいだろう』と言われ、
父が治療で留守という事もあり、縁起を担いでそのまま植えたそうです。
そして、その時の松がここまで元気に育ったんです。
縁側でその話を聞いていた父も懐かしそうでした。
父の話では2本くらい枝が枯れたようなのですが、
今は5本の枝で、毎年父が手入れしています。
けして、りっぱな鉢ではありませんが、
この盆栽にこんな父と母の思い出が隠されていたとは・・・
母たちが元気なうちにこの話を聞けて良かったと、感激しました。
私の植物好きはこんな両親の影響かもしれません。
母からこの話を聞いた後、
ちょっとだけまつぼっくり(まつかさ)について調べました。
と、いうのも私も松のタネはよく知らなかったからです。
皆さんもまつぼっくりはよく知っていると思いますが・・・
なかなか興味深いんです。
若いうちは、まつぼっくりは開いていません。(開かないまま落下するものも)
鱗片のすき間にタネが閉じ込められているんです。
成熟すると鱗片が開いて中からタネが飛ぶんです・・・すごいでしょう。
これが、まつぼっくりのすき間に隠されていたタネなんです。
遠くへ飛ぶように、タネのまわりに薄い皮がついています。
まつぼっくりをよく観察してみると、開いたものでも、
下のほうにはこのタネが残っているものが見られます。
私なりに検証した結果ですが、
母が見つけた小さな松の苗木は、このまつぼっくりのすき間に残っていたタネが、
偶然にも土をかぶり、発芽に必要な適度な水分もあって育ったのではと。
なんとも植物の生命の神秘さを感じてしまいます(大袈裟かな)
母と父の思い出の松のお陰で、まつぼっくりの観察ができました
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