アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

カエデドコロと判るまで

2017-10-22 16:29:35 | みんなの花図鑑
よく降りますね~~
写真撮りにいけないので、
おととしの秋 私がはじめて あるツル植物の質問を
さる掲示板にして
それが カエデドコロと分かるまでの 過去ログを
かいつまんで 紹介させてください m(_ _)m
ある工場のフェンスに さまざまなツル植物がからみついています。
アオツヅラフジ、イシミカワ、タンキリマメ・・・
当時、みんな 掲示板に写真付きで質問して
名前を教えてもらってました。

最初の写真のような葉をしたツルの上のほうに
この写真のような 果実らしきものがなっています。
こんな果実(?) はじめてみました。

質問者「これはいったいなんでしょう?」

最初の回答「ヤマノイモ、オニドコロ・・??
その他ニガカシュウ、ヒメドコロ、ウチワドコロ、カエデドコロ、
キクバドコロなども調べて参考にしてください。」

当時は何も知らなかったので、
こういう格好をした実がなる つる性植物は
ヤマノイモ属とよばれる「イモ」の一種と聞いて
まずびっくりしました。
しかも 候補の名前にみな トコロ、トコロと付いてるし・・・
「調べて」ということだったので、いろいろググって
見た結果、
質問の葉は 互生なので、 対生のヤマノイモ は 候補から除く。
葉の形が「ヤツデ型」なので「ウチワドコロ」が最も似ている。
第2位は「カエデドコロ」。
そこで
質問「この2つを識別することは可能でしょうか?」

回答「ヤマノイモ属
 このサイトから
 4.種子は片方だけに翼がある→ウチワドコロ
 4.種子は全周に翼がある→カエデドコロ
 という違いがあるのでは・・・。」

そんなこと言われたって・・・
種子は 高いところにあるので、確認できません (ToT)

結局、2日後、
捕虫網をもって果実を採取してきました。


質問者 「(果実は上を向いている。翼は上から見たとき Y字型で3枚。
それぞれの翼の中に種子が1つまたは2つづつ入っていることが分ります)
 これらの写真で 判別できませんか?」

またも 回答 なし・・・

(仕方がないから、自分で 果実をバラして
確認してみる。)

質問者「果実はハートの半分を3つ(上から見て)Yの字に合わせたようなかたち、」

質問者「種子は1つまたは2つで
全周に翼をもつ ---
といった特徴から、
「カエデドコロ」ということにします。

(追記)<種子は全周に翼がある>
という言葉が どういうことか よく判らなかったのですが、
以下の写真と記事で 意味が分かりました
フィールド日記 カエデドコロ

ありがとうございました 」

候補の名前をきいて あとは 自分で判断するしかない
ということが、このとき よく判りました \(^o^)/