アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヌルデ - 岡崎市 東公園

2017-10-28 21:19:03 | みんなの花図鑑
ヌルデの果実です。
前掲の ウルシの果実に やや似ています。
あるいは ネズミモチの若い果実みたいな。

近くに寄ってみると、
表面に 白っぽい糊のようなものがついています。
なんでしょうね?

調べてみると、これは 果実から分泌された
リンゴ酸カルシウムという物質のようです。
塩味がして、戦時中は塩の代用にされたといいます。
現代においてはヒヨドリやアオゲラなどの野鳥が
これを啄みに 集まるといいます。

前後しますが、
ヌルデの葉は写真のとおり、
軸にヒレのような「翼」があり、
他と容易に区別できます。






ハゼノキ - 岡崎市 東公園

2017-10-28 20:58:44 | みんなの花図鑑
ハゼノキの果実です。
遠くからは、米粒を大きくしたような
つぶつぶが ついているな、くらいにしか
果実のこと見ていませんでしたが、
どっこい けっこう面白い表情をしています。

出来たばかりの果実の表面は ツルツルしてますが、
やがて外果皮がはがれて、縦筋のある白いロウ質の中果皮が露出します。
ウズラマメの表面見たいです。

さらに ばあいによって、
中果皮の皮もはがれることがあります。
中にあるのは 核 です。
核は 飴色をしています。



マユミ - ニシキギ科ニシキギ属

2017-10-28 18:19:17 | みんなの花図鑑
ニシキギ属、第2弾は マユミ です。

こちらは 本日 小雨の中を いつもの
植木の圃場で 撮影してきました。

マユミの赤い実は 前掲の ツリバナ そっくりです。
区別点は
マユミは4裂して種子は4個である。
ツリバナは実が5裂して種子が5個ある。

中の赤いのが種子そのものだそうで、
果肉はありません。
鳥はそのこと判ってるのだろうか?




ツリバナ - ニシキギ科ニシキギ属

2017-10-28 15:54:51 | みんなの花図鑑
真福寺町の里山で 大きな柿の木に隠れるように
ツリバナの木があった。

実はすでにほとんど弾け、
中から 赤い実が顔をのぞかせている。

ツリバナの実は 同じニシキギ属の マユミの実
そっくりだ。
区別点。ツリバナは 実が5つに裂け種子も5つある。
対して マユミ は 実が4つに裂け、種子も4つ。
↑ 写真参照




ヤマノイモ - 岡崎市 東公園

2017-10-28 01:19:35 | みんなの花図鑑
東公園の ヤマノイモ です。
どこにでもある ヤマノイモの実です。
蒴果(さくか)といって、ウチワを3つ
合わせたような恰好をしています。
雌花は下向きに花を咲かせますが、
他の トコロ とちがって
成熟しても 上を向きません。

蒴果の各部屋は非常に薄く、
陽にかざすと中の種子が見えます。
種子は 一つの部屋の中に 1個~2個
入っています。

葉です。


ムカゴです。
ヤマノイモと ナガイモ だけが ムカゴを作ります。

ヤマノイモと ナガイモ の葉は
ツルの同じ位置から両側に 葉を出します(対生)。
ツルが一部 太くなっています。
ヤマノイモツルフクレフシによる 虫こぶ です。




ヤイトバナ(ヘクソカズラ) - 岡崎市 東公園

2017-10-28 00:53:34 | みんなの花図鑑
ヤイトバナと書いて かっこの中に
悪名高い 標準名を書いておくのだけど、
ヤイトバナは 花のことなので、
果実の写真のときは 困ってしまう・・・

今年も 黄金色に輝く果実が美しい
季節がやってきました \(^o^)/

果実の表面が うわぐすりを塗った
陶器のように ぴかぴかだ。
と思ったら、これ 蕚なんだって、
先端の 5つのちっちゃな 三角、
萼片なんだって!






アラカシ - 岡崎市 東公園

2017-10-28 00:39:00 | みんなの花図鑑
どんぐりは マテバシイの長いのが
一番好きなんだけど・・・
今の時期は これが 多い。

近くによって まじまじと見ると、
枝の先についた 冬芽が目にとまる。

いつも青々としてる常緑樹でも
ちゃんと 冬芽が出る。
アラカシの冬芽は5稜があって真上から見ると
五角形に見える。
これはアラカシが属する
ブナ科コナラ属の特徴らしい。

以下、おまけ。
雑木林の周囲は 何10匹、
何100匹のジョロウグモが巣を張ってる。