アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

カワヤナギ - 川島河川敷公園(矢作川)

2019-04-03 23:54:12 | みんなの花図鑑

川島河川敷公園のヤナギは 圧倒的に タチヤナギ が多いのですが、中には それ以外のヤナギもあるようです。このヤナギは 砂州になっているところにありました。普段は 水につかっていることが多い場所です。
カワヤナギとは 花穂も 姿も ちがうので、気になり、写真を撮って 掲示板で質問してみました。




ヤナギ科はたいていが雌雄異株で、これは 花粉のついた花穂を付けているので、雄株です。
時期的には、花粉を放出した花が多いのですが、一部 花粉を付けた花穂もありました。
葯(花粉を入れた袋)の色をみると、下半分が黄色っぽく、上部がピンク色です。




タチヤナギなどは 一つの苞から3本のおしべが伸びていますが、このヤナギは ひとつの苞から 一本のおしべのようです。
ひとつの苞から おしべが一本のヤナギは 他にも ネコヤナギ があります。



苞をみると先が黒く、苞に白い長毛があり花糸下部にも毛があります。
そして、ネコヤナギと区別される点は、このヤナギは 花穂の付け根に 葉がついています。
ネコヤナギなら、花といっしょに 葉が展開しません。




十分伸びた葉をみると、葉は細長く、葉のいちばん広い部分は 中央より葉の先端寄りにあります。

以上のような特徴を 合わせ鑑み、カワヤナギ としました。