アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アキグミ - 安城市WB

2019-04-29 13:58:36 | みんなの花図鑑

グミの花特集、最後は アキグミ です。
アキグミは 秋に実が実るから 「秋グミ」なんですが、花は ナツグミと同じ 今どきなんですねぇ。
知りませんでした (T△T)




アキグミは ナツグミに比べて 葉(葉の長さは 2cmくらいしかありません)も 花も 小ぶりです。
そういえば、実も小さいですね。






小さいけれど、花も 実も びっしりとつくのが特徴です。





花を観察しています。おや、ナツグみでは 花にまで ぶつぶつが付いていましたが、アキグミは ついていません。きれいなものですね。


果実は こんな↓ です
アキグミ - 豊田安城自転車道





アキグミの葉の表の マクロスコープによる拡大です。ピントがあまいです。
ゲージの一目盛は 0.05mm です。




アキグミの葉のウラ です。
葉の オモテも ウラ も鱗状毛といわれていますが、多少 星状毛っぽいもの(棘状の足が出ている)も混じっているようです。
そして グミの葉裏が白っぽいのは みなこの鱗状毛が表面を覆い尽くしているからなんですね。



ナツグミ - 岡崎平野

2019-04-29 13:41:01 | みんなの花図鑑

グミ特集、2つめは ナツグミ。





といっても、花を見ただけでは 第1回の トウグミ と区別できません。





トウグミとの区別は、唐グミのところで見たように、葉についている毛の種類で判別します。
葉の表面の ブツブツが 星状毛なら トウグミ、鱗状毛なら ナツグミ ということです。


これは 昔 コンデジに 虫メガネを付けて撮った ナツグミの葉の写真です。
左が 葉表の鱗状毛、 右が 葉裏の 鱗状毛です。(魚の ウロコ のようなかたちをしているので 鱗状毛といいます)





ナツグミとトウグミの花は みかけも 咲く時期もよく似ています。





早くも グミの実が できかけています。




トウグミ - 豊田安城自転車道

2019-04-29 13:27:07 | みんなの花図鑑

これから グミの花を特集します。
まず最初は トウグミ(唐ぐみ)です。
「外来種と考えられたため、唐の名がつけられたが、在来種である。」(三河 植物観察)





トウグミによく似たグミに ナツグミ があります。花も 淡い黄色というかクリーム色で、両者は区別がつきません。





でも違うところがあるのです。





トウグミとナツグミは 葉で区別できます。
といっても、葉を拡大しないと分かりません。
葉についたぶつぶつで 区別するのですから。




葉や 枝についた グミ特有の ぶつぶつ は 実は 「毛」なのです。
そして、トウグミの葉の表側の毛は 星状毛 なのにたいして、 ナツグミのほうは 鱗状毛で出来ているのです。

ちょっと小さいけれど、コンデジで撮ったトウグミの星状毛の写真が ここ にあります。


同じく コンデジで撮ったNさん宅のトウグミです (この地方では 「たわらぐみ」と呼んでいたそうです)

ナズナ - 豊田安城自転車道

2019-04-29 11:28:05 | みんなの花図鑑

花より、来客のハチのほうにピントを合わせる。何という名前のハチなのか・・・





ナズナの花の画像をネットで検索すると、けっこうこのハチ出てくるんだよね





アブラナ科の植物。茎のいちばん上に 横方向に広がって小さな花を咲かせます。





同じ高さに 小花が広がっているので、散形花序かと思ったが、実際は、高さが変化する 散房花序ということになっている。
傘形花序、散形花序、散房花序





子供のころは ぺんぺん草と呼んだ。この果実の格好から。