アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヒメノアズキ - タンキリマメ属

2020-09-05 18:13:19 | みんなの花図鑑

愛知県緑化センターのロックガーデンで見つけたツル豆です。




これもタンキリマメではないかと思ったのですが・・・




上の画像をスマホの Google Lensアプリで検索させたら、画像にあるように「Rhynchosia minima」を候補に挙げてきました。




Rhynchosia minima ってなんだろと、日本語にしてみると、「ヒメノアズキ」と日本語表示します。
ですが、この花はノアズキの花を小さくしたようには見えません。ノアズキの花は 中心の舟弁(竜骨弁)がねじれていて複雑そうに見えるのです。
で、属を調べると ちゃんと「タンキリマメ属」に属しています。だったら「ヒメタンキリマメ」とかにすればいいのに、どういう理由で「ヒメノアズキ」にしたのか、ちょっとわかりません。




さて、拡大して見たところ、花筒部分に黄色いツブツブが付いています。




キレイなんだけど、病気でないことを祈るばかりです(´∀`)








タンキリマメ - 胴長の蝶形花

2020-09-05 12:01:16 | みんなの花図鑑

真夏の太陽が照り付けてますが、撮影は9月2日です。
マメ科のタンキリマメの花は正面から見ると ハギの花に似た蝶形花なのですが・・・




横から見ると、クサフジなどのように 筒の部分が長いのです(これはこれで蝶形花というようですが)。




上の画像は、去年の8月に撮ったものです。筒部が長い蝶形花の特徴がよく表れていると思います^^(去年のほうが キレイ (ToT))
正面から見て上の大きな三角の花弁を旗弁といいます。旗弁は虫に花のありかを知らせるフラグの役割を持っています。
下側に2種類の花弁があり、左右に出ているのが翼弁、中央で突き出ている花弁を舟弁(または竜骨弁)といいます。




(この画像も去年の8月に撮ったものです。)
左右の翼弁の役割は 来訪した昆虫が止まるための足場の役割といわれています。
中央の舟のかたちをしている舟弁は合掌して何かを包んでいるようです・・・




(この位置に その舟弁が裂けて 中からおしべとめしべの束が飛び出している画像を挿入したかったのですが、9月2日には撮れませんでした(ToT))





アーカイブは 2016-12-01 のタンキリマメです。