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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ツバキ科の花 (2) ツバキ、チャノキなど

2021-11-14 19:16:22 | みんなの花図鑑
ツバキ

前山ダム(常滑市)の南の公園広場に一本だけ植わっていました。




樹名板があるわけでもなく、ツバキの季節にはまだ早い(*)気もするのですが。。。

(*)
椿(ツバキ)の開花時期:12月~4月
山茶花(サザンカ)の開花時期:10月~12月




花を見ると、これはサザンカではない気がしますし、Google Lens で検索しても「ツバキ」と言ってきましたので、「ツバキ」の一種としておきます。





ツバキとサザンカはどうちがうのか?
花びらがハラハラ落ちるのがサザンカ、
花が丸ごとぽとりと落ちるのがツバキ。
ツバキは王冠状の雄しべが根元で一体化していてそれが花弁とも一体化しているので、落ちるときは丸ごと落ちます。
子供のころ落ちたツバキの花を藁で連ねて首飾りを作って遊んだことがありませんか?
サザンカではなかったですよね !(^^)!




花が咲いていないときは、葉で区別できるそうです。
・ツバキの葉は 葉脈がクリア、サザンカは中心の葉脈が黒っぽい。(2枚目の画像を参照)
・ツバキの鋸歯は浅く、サザンカの鋸歯は深いことが多い。(1,3枚目の画像を参照)
・サザンカの葉の裏は葉脈に沿って毛が生えています。
(LOVEGREEN「椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)を見分ける方法をご紹介」より)





チャノキ

いわゆる「お茶」の木で、元々はインドやインドシナ半島、中国南西部といった暖かいところが原産地です。




中国から製茶・喫茶の文化とともに伝来したものと考えられています。





四川ゴルドニア

樹名板には「四川ゴルドニア」と大きく書いてありましたが…

「四川ゴルドニア」でググると Gooブログの「ゴルドニア・アキシラリス(四川省産)」という記事がトップに出てきます。
それで、「四川ゴルドニア」= 「「ゴルドニア・アキシラリス」と早とちりしてしまったのですが、
どうやら 「四川ゴルドニア」≠「ゴルドニア・アキシラリス」
のようです。




なぜなら、樹名板にある学名は 「Gordonia axillaris」ではなく、
Gordonia speciosa
となっているからです。



そこで、「ゴルドニア・スペシオサ」でググりなおすと、
京都府立植物園の写真とともに「ゴルドニア・スペシオサ」の記事が出てきます。




その記事には 「別名 シセンダイトウチャ (四川大東茶)」とありました。