![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/15/b90c20774d76fd56b9b89c8e72a88aad.jpg)
これも 前山ダム(常滑市)で撮ったものですが、以前から取り上げているウコギ科シリーズを補完するものとして
副題は「ウコギ科」としておきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/e2/f624e9f66ac92cb527ae9a46efd81670.jpg)
ヤツデの学名は Fatsia japonica
属名の Fatsia がちょっと面白いです。
「Fatsia は日本語の「八」(古い発音で「ふぁち」、「ふぁつ」)または「八手(はっしゅ)」に由来するという」(wiki「ヤツデ」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/a7/796dee6f1d16725c2242217f39f3d993.jpg)
「球状の散形花序がさらに集まって大きな円錐花序をつくる」(同上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/12/5d2573034a0412e2f3a6ae5da995d4a1.jpg)
今の状態は雄性期と言って、おしべが成熟して活動している時期です。
キヅタで見たように、ウコギ科の花にやってくる昆虫は アブやハエなど蜜を舐めるタイプの昆虫がほとんどです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/6b/b35766858962eb7f76276dc87adda5ee.jpg)
蜜はオレンジ色の花盤から出ています。
この時期ハエやアブが蜜を舐めるとき、花粉が昆虫の体につきます。
花盤の中心にチョコンと雌しべが伸びているのですが、まだ未成熟の状態です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f1/d4d651ef9f118ad6be60762bd4d9c3aa.jpg)
体に花粉をつけた虫たちは 上のほうの花序に行って 成熟した雌しべに花粉を渡します。