
センダングサの仲間は キク科ヒマワリ連の植物です。
ヒマワリ連には ヒマワリ属(Helianthus)のほか、センダングサ属(Bidens)、エキナケア属(Echinacea)、タカサブロウ属(Eclipta)、キクイモモドキ属(Heliopsis)ルドベキア(オオハンゴンソウ)属(Rudbeckia)、オナモミ属(Xanthium)などがあります。
このうち、センダングサの仲間は白い舌状花のあるなしで種類が分かれます。
見出し画像は何年か前の1月に撮ったもので、ひっつき虫になっているので、コセンダングサか、白花センダングサかはっきりしません。
以下、シロバナセンダングサの観察です。
花の時代




中央2本が雄性期の筒状花です。焦げ茶色の筒が 雄しべの合着した雄しべ筒です。雄しべ筒の上の花粉は筒の中の雌しべ棒が押し上げたものです。

左の筒状花は雌性期です。2つに分かれてカールしているのが柱頭です。

同じく雌性期の筒状花です。柱頭の上に 花粉が乗っています。
果実の時代

センダングサの仲間は 受粉すると痩果(そうか)と呼ばれる果実を作ります。
痩果(そうか)とは「小形でただ一個の種子をもち、果皮は薄い膜質で熟しても裂けない。キク・タンポポ・キンポウゲなどの果実で、一見種子のように見える。〔生物学語彙(1884)〕」
乾燥してるから痩果(そうか)なのですが、痩果のできはじめはみずみずしいです。

上の画像をモノトーンにしてみました。棘のあるつららみたいです。

筒状花の残骸が載っている痩果。

痩果は子房が成熟したもの。

見事な 槍 になりました。

(ひっつき虫の時代)

別の場所では完全なひっつき虫に。
