果樹園の 防鳥ネットに絡みついている アケビ です。
雌しべの先についているのは (蜜ではなく)雨しずく です。
雌しべの上の傘のような部分は 萼片です。
小葉は5枚あり、よくみるアケビより色が濃いので、一昨年見つけたときは ゴヨウアケビ かと思い、関係掲示板にお尋ねしました。たしかその時の答えは 栽培種なので 色は いろいろあるというようなものだったと思います。
小葉が5枚あるアケビには アケビ と ゴヨウアケビ(五葉あけび)があります。5枚あっても、どのような葉かによって アケビのばあいと ゴヨウアケビのばあいがあるのです。(最後の写真を参照)
こちらは雄花です。
雄花についての記事をネットで探していて 知ったんですが、アケビ の学名 は " Akebia quinata " って アケビアなんですね(^^
アケビの雄花。垂れ下がった花序の先端に多数付きます。淡紫色の雄しべが 6個あり、その外側に萼片 (がくへん) が 2枚あります。(ネットで見つけた 雄花の記事より)
先ほど触れましたが、小葉が5枚あるアケビには このアケビとゴヨウアケビがあります。
ゴヨウアケビの小葉には ふちが波状の鋸歯があります。
ゴヨウアケビは アケビと ミツバアケビのハイブリッドなので、小葉の形はミツバアケビの鋸歯を受け継いだものと思われます。
写真の小葉には波状の鋸歯が ありません。というわけで、アケビという判定です。