12月02日 滋賀NHKNEWSWEB
そば粉の原産地を偽って販売していたとして逮捕された大津市のそば粉の製粉会社の会長ら役員3人が、高島市の飲食店にもインターネットを通じて産地を偽装したそばの実を販売していたとして、2日、不正競争防止法違反などの疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは大津市坂本にあるそば粉の製粉会社「山本そば製粉」の会長の山本宗五郎容疑者(76)と、弟で社長の山本健二容疑者(71)など3人です。
警察によりますと3人はことし6月、高島市の飲食店に対し中国産と国産を混ぜたそばの実およそ5キロを、国産のそばの実のように偽って表示して販売し、代金5940円をだまし取ったとして、不正競争防止法違反と詐欺の疑いが持たれています。
そばの実は「そばムキ実(北海道産)」などというラベルを貼り、インターネットを通じて販売したとみられるということです。
3人は、ことし5月、飲食店を経営する大阪の会社に原産地を偽装したそば粉を販売したとして、先月(11月)逮捕されていました。
調べに対し容疑者の1人は「およそ30年間産地の偽装をしていた」などと供述しているということで、警察は引き続き詳しいいきさつを調べています。
警察は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。