23日昼前、京都市中心部の交差点で京都市営バスの路線バスが道路脇の植え込みに衝突し、バスの乗客ら3人が軽いけがをしました。
23日午前11時50分ごろ、京都市下京区の四条河原町の交差点で、京都駅発、錦林車庫前行きの京都市営バスの路線バスが道路脇の植え込みに衝突しました。
バスには当時、乗客7人が乗っていて、乗客2人と運転手のいずれも男性3人が軽いけがをして病院で手当てを受けました。
バスは道路脇の植え込みや街灯に突っ込み、フロントガラスにひびが入ったり、正面部分が大きく曲がったりしました。
現場の交差点は京都市内で最もにぎわう場所の1つですが、歩行者などにけがはありませんでした。
警察が防犯カメラの映像を調べたところ、バスは北向きに進みながら、徐々に道路脇に寄っていき衝突したということで、運転手は「気づいたら当たっていた」と話しているということです。
警察が事故の詳しい状況を調べています。
【現場近くで“大きな音”】
現場近くの眼鏡店に勤める20代の女性は「大きな音が聞こえたので店を出たら、バスのガラスが散乱してすでにぶつかっている状態でした。運転手の男性がいたので、『大丈夫ですか』と声をかけたところ、意識はある状態でした。ガラスがたくさん飛び散っていて、近くにいた人たちはぼう然としてしているように見えました」と話していました。
また、近くでビラ配りをしていた女性は「急にドンという大きな音が聞こえたので、振り返ってみるとバスが電柱にぶつかっていて驚きました。その後、乗客とみられる1人が消防に搬送されていくのを見ました」と話していました。
NHK