12月04日 首都圏NHKNEWSWEB
新宿・歌舞伎町で売春目的の客待ちが問題になるなか、警視庁は、ことし10月から集中的に取り締まりを行い、50人を逮捕したと発表しました。
新宿・歌舞伎町にある大久保公園の周辺では、売春目的の客待ちが問題となっていて、警視庁はことし10月から集中的に取り締まりを行うなど対策を強化しています。
警視庁によりますと、先月末までに客待ちをしていた合わせて50人を売春防止法違反の疑いで逮捕したほか、売春が行われたホテルへの立ち入りなどを行ったということです。
ことし1月からの逮捕者は88人に上り、中には16歳の少女もいて、低年齢化の傾向が見られるとしています。
また、客待ちをしていた目的を分析した結果、ホストクラブなどでの遊興費や飲食代目的が31%と最も多くなりました。
この割合は去年の43%に比べて減っていますが、担当のホストから口止めされていたケースもあったということです。
警視庁は、ホストクラブ側が店での飲食代に充てさせるため、客の女性に売春をさせている疑いがあるとみて、引き続き警戒を強化しています。