おととし(令和5年)、依頼人から行動調査を頼まれ、女性のマンションのポストから郵便物を盗んだ罪に問われた京都市の元探偵に対し、京都地方裁判所は懲役1年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
京都市下京区の元探偵業、市川善和被告(55)は、おととし(令和5年)、依頼人から女性の行動調査を頼まれ、京都市のマンションに侵入し、女性のポストから郵便物を盗んだなどとして、窃盗と邸宅侵入の罪に問われました。
11日の判決で、京都地方裁判所の安福幸江 裁判官は、「探偵業の一環として女性の名前や部屋番号、部屋の場所を調査しようとして行った犯行で、動機や経緯にくむべき事情はない。女性は恐怖心や嫌悪感など精神的な苦痛を受けている」と述べました。
一方、女性に謝罪金100万円を支払うとともに、反省し、探偵業を廃業したなどとして、懲役1年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。