参照記事:06月30日 18時04分NHKJP
京都市交通局は、市バスの新型コロナの感染対策として、一部の座席の使用を見合わせてきましたが、乗客のマスクの着用や会話の自粛といった対策が定着しているほか、少しでも快適な車内環境を確保するため、7月1日から、すべての座席での使用を再開することにしました。
6月30日は、京都市南区にある市バスの車庫では、担当者が出て、乗客が使用できないようにするために座席にかけてきたカバーなどを外していきました。
京都市交通局は、新型コロナの感染対策として、2年前から運転席に近い左側の最前列の座席の使用を見合わせてきました。
これにあわせて、この間、乗客のマスクの着用や会話の自粛といった対策が定着してきたほか、今後は少しでも快適な車内環境を確保するため、1日から、すべての座席での使用を再開することにしました。
30日は運行を終えたバスから座席のカバーなどが外され、京都市交通局は深夜にかけて801あるすべてのバスで準備を整えることにしています。
京都市交通局自動車部の朝田政宏 技術課長は、「座席を使わせてほしいという要望は、多くの方から寄せられていました。新型コロナが収まったわけではないので、今後も乗車の際には必要な感染対策を取ってもらいたいです」と話していました。