「闇バイト」を実行役にした事件が相次ぐ中、北海道警察本部が去年、「闇バイト」の募集とみられるSNSの投稿に警告した件数は1300件あまりとこれまでで最も多くなったことが分かり、警察は監視を強化するとともに、こうした募集に応じないよう呼びかけています。
道警本部は2020年7月からSNS上のサイバーパトロールで、「闇バイト」の実行役を募集しているとみられる投稿を確認した場合、投稿者に募集をやめるよう警告しています。
道警本部によりますと去年1年間の警告件数は1306件と、これまでで最も多かったおととしの884件と比べて1.5倍近くに増えたということです。
道内では去年、「闇バイト」を実行役にしたとみられる強盗やサケの密漁などの事件が相次ぎ、中には高額な報酬などを目当てに闇バイトに応募し匿名性の高いアプリで指示役と具体的なやりとりをしていたケースもあったということです。
警察はSNS上に「即日即金」や「ホワイト案件」といった文言が含まれている募集は「闇バイト」のおそれがあるとして、引き続き監視を強化するとともに、専用の窓口「#9110」で相談を受け付けています。