国宝・彦根城の世界遺産登録に向けた機運を高めようと、滋賀県彦根市は、城好きで知られるプロレスラーの藤波辰爾さんを観光大使に任命しました。
２４日は、彦根城博物館で観光大使の委嘱式が行われ、藤波辰爾さんが、彦根市の和田裕行市長から委嘱状を受け取りました。
市は、彦根の観光資源に愛着を持つタレントなどを観光大使に任命していて、藤波さんが３人目となります。
市では、彦根城の世界遺産登録に向けた機運を高めたいとしていて、城好きで知られる藤波さんに観光大使への就任を依頼したということです。
委嘱式のあと、藤波さんは、井伊家に伝わる展示物や能舞台を見学し、熱心に見入っていました。
観光大使となった藤波さんは、全国のファンに彦根城や彦根市の魅力を伝えていくほか、天守閣を案内するなどのプランも検討しているということです。
藤波さんは、「全国の城の中でも彦根城は、石垣やたたずまいが格別で、映画のワンシーンのような町並みも大好きなので、世界遺産に向けて協力したい」と話していました。
