アリーナ中央には、4面の大型映像装置が天井からつり下げられている(神戸市中央区で)
ストークスのロッカールーム
竣工式後、記念撮影に臨む久元神戸市長(左から3人目)ら関係者(神戸市中央区で)
完成したジーライオンアリーナ神戸
ストークス本拠地 音響NBA仕様
神戸港の新港第2突堤で4月に開業する新アリーナ「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」(神戸市中央区)の 竣工しゅんこう 式と内覧会が3日、開かれた。開業は4月4日で、アリーナを本拠地とするプロバスケットボール・Bリーグ2部(B2)の神戸ストークスの試合は同5日に行われる。
アリーナは2021年、神戸港新港突堤西地区(第2突堤)での再開発事業に、NTT都市開発など3社の企業連合体が優先交渉権を獲得し、建設。敷地面積約2万3700平方メートル、延べ床面積約3万2200平方メートルで、約1万人を収容できる。神戸ストークスの試合のほか、コンサートやイベントも開催予定で、隣接する緑地と合わせて年間来場者数300万人を目指している。
どの座席からでも観戦しやすいよう、座席はコの字形に配置され、アリーナの中央には昇降可能な大型映像装置がつり下げられている。米プロバスケットボール協会(NBA)でも使用されているスピーカーを導入するなど、音響設備にもこだわった。
ストークスのロッカールームは、床のイラストやベンチをチームカラーの緑色に統一。個人ロッカーには、各選手の名前が掲示されている。
竣工式では、関係者らが玉串をささげるなどした。神戸市の久元喜造市長は「壮大な非日常空間で圧倒された。神戸にとって素晴らしいランドマークができた」と喜んでいた。
運営会社「One Bright KOBE」(神戸市中央区)の渋谷順社長は「開業をきっかけににぎわいを創造したい」と話し、ストークスについては「アリーナに恥じない戦いをして、日本一のクラブにしたい」と力を込めた。
来月4日には、俳優の藤原紀香さんやサッカー元日本代表の永島昭浩さんらを招き、オープニングイベントを開催する。申し込みは3月10日まで、「TOTTEI KOBE」公式アプリで受け付ける。応募者多数の場合は抽選となる。