12月02日 滋賀NHKNEWSWEB
草津市教育委員会は、市内の小学校に勤める30代の教員が、保護者から集めた積立金など162万円あまりを着服していたと発表しました。
これは2日、草津市教育委員会が会見を開いて明らかにしました。
それによりますと、市内の市立小学校に勤める30代の教員が6年生のバス代、55万円あまりと、5年生の積立金など106万円あまりのあわせて162万円あまりを着服したということです。
学校行事のために6年生の保護者から集めたバス代が金庫からなくなっていることが先月(11月)22日にわかり、急きょ、教職員を対象に聞き取りを行ったところこの教員が着服を認め、さらに、5年生の保護者から修学旅行などに備えて集めた積立金などをことし10月から先月(11月)にかけて通帳から引き出したことも認めたということです。
教員は「学校の信用を失う大変なことをしてしまった」と話していて、すでに全額を返しているということです。
市の教育委員会と学校は、警察に相談するとともに刑事告訴に向けて協議を進めるとしています。
草津市教育委員会の藤田雅也教育長は「信頼を失墜するもので極めて遺憾であり、深くおわび申し上げます。再発防止に取り組むとともに1日も早い信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。