11月29日 滋賀NHKNEWSWEB
近江八幡市の市立総合医療センター
近江八幡市の市立病院で、准看護師が誤った薬を投与して赤ちゃんの口などにやけどを負わせた事故があり、29日、病院はこの准看護師を停職1か月の懲戒処分にしました。
准看護師は依願退職したということです。
近江八幡市の市立総合医療センターによりますと、センターに所属する50代の女性の准看護師が、ことし3月、生後6か月未満の赤ちゃんの聴力検査の際、非常に強い酸性の塗り薬を誤って飲ませ、口の中やあごにやけどを負わせたということです。
その後、准看護師は、業務上過失傷害の疑いで書類送検され、先月(10月)、罰金30万円の略式命令を受けたということです。
准看護師は、医師などに事故を報告しなかったため初期対応が遅れ、その後の聞き取り調査でも、「水道水を飲ませた」などとうその報告をしていたということです。
医療センターは、この准看護師を停職1か月の懲戒処分とし、准看護師は29日付けで依願退職しました。
近江八幡市立総合医療センターの川端啓司 事務長は「多くの皆様の信頼を損ない深くおわびします。病院職員の意識改革を進め、市民の信頼を回復できるよう全力で取り組みます」と話しています。