略語はとかくわかり難い。
Windows のバージョン表示には SP2, SP3 など付帯記号がつくことが多い。
昔のものになりかかってくると、この記号の数字が増える。
改良点が見つかって修正プログラムがまとまると、サービスパックが公開され SP という目印がバージョン情報に付く。出来の悪いところを修正したので、箔が付いているわけではない。
プログラムを修正すれば、どこかを削り落とすことはまずないから、だんだん肥大化する。
太ったパックなら、サービスパックではなくファットパック FP ではないかと思うのだが、評判に差し支えるそんな名は付くはずがない。
SP という略語は、ほかにも使われている。
Security Police という、要人警護を担当する警察官。民間のボディガードをそう呼ぶのは間違いだという説もある。
スマートフォンにも spモードというのがあって、設定モードの略称かと思ったら、Web の説明を見ると、こう書いてある。
「spモード」は、より便利に、安心してスマートフォンをご利用いただくためのスマートフォン向けプロバイダ(ISP)です。
プロバイダ(ISP)の説明を見ても、また同じことが書いてある。
ここにも、よく見かけるあのぐるぐる回りの説明様式があった。
略語はやはりわかり難い。