世界のどこかで、いまも虐殺が繰り返されている。
いま行われていることが、都合次第で報じられたり、別の場所のことは報じられなかったりする。
抗議しただけで銃殺されるところもある。
銃殺されるよりはと、わが身の体内に灯油を注ぎ入れ、炎上をもって抗議する人も出てくる。
炎上はネット上でも行われるそうである。
ネットの場合は、自身では火をつけない。顔も知らない大勢の指先がそうする。
ツイッターで炎上が相次いでいるという。
http://mx.nikkei.com/?4_53999_43496_12
あるユーザーが、むやみに不適切な書き込みをすると、たくさんの批判的なコメントが一斉に寄せられる。
そのユーザーの個人情報がさらされ、裸同然にされたり、勤務先や学校にまで報告されたりする。
不正乗車や無免許運転、軽犯罪のくだらない自慢や、鬱憤晴らしのための他人の中傷などのツイートがこういう目に遭う。
自身では火をつけないと書いたが、それは間違いだ。
マッチを擦ったのはやはり自分なのだから。