うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

zeroFS

2012年02月24日 | 忘れかけていたこと

"F" と "S" という文字が並ぶと、すぐ頭に浮かぶのは "SF" だが、それは順序が違う。
これは、眼を覚まして "SF" の世界から意識を現実に引き戻せなどという、宗教がかった話ではない。
"zeroFS" は、ファイルシステムを使わないようにしようということ。

使わなければ次はどうするのかと、すぐ聞き返したくなるのが自然な頭の働き。
国の大事にそういう頭が働かないのは国民の脳がすでに軟化している、軟民国家だ。
これまで永い間使っていたものを使わないようにしようと言うからには、次の策の用意がなければならない。
次の策の用意どころか、まったく考えもまとまってないうちに「これは使わないようにしよう」というのは、何かといえばすぐに命を奪ってやると叫ぶ狂人の発想に似ているが、それを発想以前に言うだけ言ってしまったスーパーSF人が、つい去年まで国の代表という顔でそそくさと走り回ったりわめき散らしたりしていた。
"zeroSF" を叫びたくもなる。

話を引き戻そう。
ファイルシステムをなぜ使わないようにするにするのか。
メモでも清書されたものでも、みなバラバラに放り込まれた大きな紙袋を想像してみよう。
大きな紙袋の中に、中くらいの紙袋がいくつも入っていて、それぞれの紙袋の中にまた紙挿みが入っている。
この紙挿みをファイルと呼び、大中の紙袋をフォルダーと呼んで、必要なときにファイルを引きずり出しやすいよう、階層ディレクトリとファイル群をツリー構造に組み立てるのが、これまでのファイルシステムだった。
一見合理的なこのシステムも、ツリー構造の階層数が増えれば、それをたどるのに時間がかかる。出したファイルはまた戻さなければならないから、それにも時間がかかる。
時間もかかるが、袋の数が増えると、袋の嵩もばかにならなくなる。中味の少ない袋がガサガサとじゃまになる。
Win+E で C: ドライブの中を覗いてみれば、正体の知れない袋の数がどれだけ多いかすぐにわかる。

なぜ zeroFS にしたいのかはわかったが、どうするのかが難しい。
素人の一人合点は間違いのもとになるから、ここから先は専門家の書いた元の記事をご覧いただくことにしよう。

クラウドストレージ「zeroFS」へ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20120217/381944/