うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

Word ドキュメントの保存:15

2016年11月29日 | ソフトいろいろ

Word 文書保存オプションメニュの最後は、
 □ ファイルにフォントを埋め込む
という項目です。

文書ファイルにフォントを埋め込んでおくと、Word の文書にその書体を選び出すことができます。
埋め込んでおかなかったらどうなるか、通常の文書なら \Windows\Fonts フォルダーから標準書体が選び出されるので、なにも気にする必要はありません。

では、このオプションはどういうときに役立つのか、それには次の場合が考えられます。

・ 文書を作る側で、ちょっと変わった書体を用い、そのファイルを使う側に渡すとき
宣伝用文や社名などを、標準とは異なる書体にして文書を作ることがあります。
その場合にフォントを埋め込んでおけば、どのパソコンでも作ったときと同じ書体で表示され、印刷もできます。

・ 標準フォントが異なっても、作ったとおりに見せたり印刷させたりできるようにするとき
標準とは、ときどき変わるもので、未来永劫の標準というものはありません。
パソコンの機種、ソフトのバージョンによって、標準が異なるとき、フォントを埋め込んでおけば、どんな場合にも同じ書体で表示され、印刷もできます。

作ったファイルをほかの人に読ませるときは、読む側が自分に合わせることを期待せずに、作る側自身の状態が普通なのかどうかに注意しなければなりません。
これは Word の文書に限らず、どんな場合にも共通のことがらで、自分の使っているのが万能の標準で、読み取るほうがあわせてほしいというのは横暴に近い考えです。
手前勝手では、パーソナル・コンピューターの名とは性格の違う使い方になってしまうでしょう。

 

 

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