半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『キル・ポイント(全8話)』を観ました。

2008-05-23 22:00:00 | どらまの部屋
 ピッツバーグの銀行に、イラク戦争の退役軍人であるミスター・ウルフ(ジョン・レグイザモ)率いる武装グループが押し入る。強奪は、成功するかに思えたその時、偶然その場に居合わせたFBI職員が発砲したことから、思わぬ銃撃戦となる。地元警察が銀行を包囲するなか、警察のホルスト(トニー・ウォールバーグ)は強盗団と交渉を開始。銀行強盗に失敗して人質を盾に籠城したウルフと、彼と接触を始めるやり手交渉人のホルスト。強盗団は警察に対して何を要求するのか、そして脱出の手立てはあるのか。一方、警察は事件を無事解決できるのか…。

 結構好きだった映画「交渉人」の脚本家が製作したって聞いて、ちょっと期待して観てみました
ウルフ率いる強盗団は、かなり統率が取れてて、手際良いです。また、決して彼らは「金だせ」といいながら、金だけが目当てじゃない点がナカナカです。自らがイラク戦争の犠牲者だという形で、野次馬達からも歓声を得てしまうという展開は予定してなかったとはいえ、なかなか考えられたもんです
また、その強盗団との交渉にあたるホルストも、さすが冷静沈着で、細かい状況把握などもさすが 
この2人の掛け合いだけで済むのが映画なんでしょうが、長時間のドラマの場合、更に色々な人が絡んできて、緊張感を持続させてくれます
自分の娘だけ助かれば良いって思ってる大富豪のじいちゃんがいたり、ウルフ強盗を知って、集まってくる戦友達が独自で救出に動いたり、ハラハラします
そんな前半に比べ、後半はちょっと失速気味
当初の予定から大きく外れてしまったとはいえ、あんなに統率の取れていた強盗団が崩壊してしまった点、そして、次第に「彼らは何をしたかったのか」というのがわからなくなっちゃいました
そして、ウリらしい「銃撃戦」ってのは、更に肩透かし。どっちも当たらなすぎ
最後の脱出も、他の映画にあったような方法で、期待ハズレ
もともと13話だったのを8話に短縮された影響からでしょうか、最後の2話のつなぎが急すぎて、「えっ、俺1話飛ばしてしまった」と確認したくらいですもん
ちゅうことで、ずっと、ず~っと待ってたスナイパーに拍手で55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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