半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『スマホを落としただけなのに』を観ました。

2019-09-29 05:00:00 | 日々をたらたら(日記)
 彼氏の富田(田中圭)に電話をかけた麻美(北川景子)は、スマホから聞こえてくる聞き覚えのない男の声に言葉を失った。たまたま落ちていたスマホを拾ったという男から、富田のスマホが無事に戻ってきて安堵した麻美だったが、その日を境に不可解な出来事が起こるようになる。
身に覚えのないクレジットカードの請求や、SNSで繋がっているだけの男からのネットストーキング。落としたスマホから個人情報が流出したのか?
ネットセキュリティ会社に勤める浦野(成田凌)に、スマホの安全対策を設定してもらい安心していた麻美だったが、その晩、何者かにアカウントを乗っ取られ、誰にも見られたくなかった写真がSNSにアップされてしまう。
時を同じくして、人里離れた山の中で次々と若い女性の遺体が見つかり、事件を担当する刑事・加賀谷(千葉雄大)は、犯人が長い黒髪の女性ばかりを狙っていたことに気が付く。
スマホを拾ったのは誰だったのか。
連続殺人事件の真犯人はいったい誰なのか。
そして明らかになる“奪われた麻美の秘密”とは?
(公式サイトより)
 公開時にタイトルを聞いただけで苦笑モノでしたね。キッカケをタイトルだけで分からせる「度合」は、この作品がダントツなんじゃないでしょうか
少しでも情報システムに従事している人なら・・・昨今のITセキュリティの知識を「かじっている」だけでも、この作品の「事件」については、十分すぎるほど理解できちゃうし、その後の被害者側の「対処方法」も、ある程度は動けるものとは思います・・・
そんな知識を「少しでも」持っている俺から見ても、麻美がとった対策(浦野に解決してもらう)は、浅はか過ぎますよ
富田も麻美も、犯人に「操作された」情報に見事に踊らされまくってる状況ですもん。しんどいっす
事件を捜査する立場である警察も、ちょっと古い体質っぽいです。唯一、加賀谷がサイバー犯罪に少し知識があったから何とかなったものの、彼がいなければ、(昔ながらの現場主義のみでは)進展しないですもん
何となく鑑賞前に予測していた展開ばかりではあったけど、後半、2点、意外なところがありました。
1点目は、犯人の行動ですかね
個人的には、もっともっとサイバー犯罪としての「技術の高さ」をウリにしているものかと期待していましたが、やってる事は、とにかくスマホの中身を引き出して、それを利用するだけ・・・
なりすましで人間関係を壊す、カード情報を引き出して高額商品をGETする、そんな目的以外にも、サイコな部分まで持ち合わせているとは・・・
稼働していない遊園地を利用したり、森林に死体を埋めまくっていたり、・・・ちょっと「手を広げすぎている」ような感じがしました
2点目は、麻美の過去でしょうか
これは完全に「盲点」でした。そんな要素までこの作品に望んでいなかったので、ちょっとビックリしました。
犯人が気付いたってのは、なんか臭かったですが、麻美がただの「悲劇の美少女」にはしなかった・・これは良かったと思います。北川景子さんですし
ちゅうことで、ハワイ風の曲で引きこもっているあの部屋は妙に不気味・・・で、55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする