半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『あるスキャンダルの覚え書き』を観ました。

2008-08-24 08:05:41 | えいがかんしょうの部屋
 生い立ちも社会的階級も生活環境も異なるものの、自身を見失い、孤独から抜け出せないという共通点を持つ女教師バーバラ(ジュディ・デンチ)とシーバ(ケイト・ブランシェット)。教え子とのスキャンダラスなロマンスに走るシーバと、その関係を利用してシーバとの友情を堅固なものにしようと歪んだ本性を徐々に現わすバーバラ。共依存となった関係がやがて、エゴむき出しの行動を生み出していく……。(公式サイトより)

 転任してきたシーバに不思議な魅力を感じるバーバラおばさん。その魅力のシーバは、自らの過去に影を持ち、15歳の教え子の「光」に取り付かれ溺れていく・・・
物語はそんなスキャンダルではじまり、なんてコト無いドラマのように思いました
一件、退屈そうな話かと思いきや、これが裏切られました
この作品の話題にもなっていた、2人のオスカー女優、ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットが圧巻ですね
影を持ち、悩むシーバ、彼女に好意を寄せ、スキャンダルを機に支配しようとするバーバラ・・・「弱い者」シーバと、「強い者」バーバラという構図であったにも関わらず、二人の駆け引きで、その立場が同じになり、そして逆転され、更に覆され・・・この辺が、二人の演技でカナリ盛り上がります
優位に立つ、窮地に立たされるという落差をとっても感じることが出来、見逃せなくなります
なんて事無い「やや怖い~」ドラマを、見事に昇華しています
この二人の女優さんの「力」を見れるだけで、この映画は満足かも
ちゅうことで、あのラストは、続編ありなのかなで、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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