半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『カムイの剣』を久々に観ました。

2017-06-17 03:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 大きな時代の転換期を迎えようとしていた幕末。母姉殺しの罪を着せられていた次郎は、旅僧・天海に助けられ、仇と目される太郎左を倒す。その後、天海の下で忍びの修行をうけ、数年後ツノピリカ・コタンへとおもむいた次郎は、そこの長老より本当の母オヤルルの存在と、真の父は太郎左であると知らされる。
MovieWalkerより)

 公開は1985年ですか・・・当時、「角川アニメ」という形で、劇場作品が結構リリースされていましたが、その中ではピカイチで好きな作品がこの「カムイの剣」です
矢野徹さんの同名小説を、りん・たろう監督が仕上げてくれた作品です
話は比較的単純で、父親、母親、(姉までも)奪ってしまった天海を倒すための、次郎の試練、成長の物語です
一応、幕末期という設定で、各軍の勢力拡大のための資金源「キャプテン・キッドの財宝」を探すというトレジャーハンティングの要素もありますが、正直、あまりそちらには興味が持てなかった俺です
先にラストの話をして恐縮ですが、隆盛極める西郷隆盛と対面するが、そんな話には興味が無いという次郎が格好良い・・・次郎もそんな政治話は興味が無いのです
この作品の魅力は、やはり「動き」と「音」だと思っています
武士、忍・・・彼らのアクションは当時、目を奪われましたね。「風」を観てて感じるくらい、ものすごくスピーディです
比較的暗いシーンでの戦いが多いのですが、そんな暗い中で、飛び交う手裏剣とそれをはじき返す刀のみがキラリと光って、これもめちゃ映えます
そして、「音」。
宇崎竜童さん、林英哲さんが奏でる劇中の音楽は、完全に「和」に徹しています。
沢山の「声」と、重厚な「和太鼓」の鼓動が、この世界に完全にマッチしています
当時、サントラを買ってしまった記憶が残ってますよ
次郎天海の最終決戦のシーンは、戦う前の「静」の状況から一転、急速に激しい戦いになる「動」にかけては最高ですよね。
現代のアニメのクオリティは私が語るまでも無いものですが、それとは確実に違う系統であり、全く色あせないアニメだと思います
ちゅうことで、渡辺典子のエンディング曲は、絶妙なのか微妙なのか・・・後者かも・・・で85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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