これはホウレンソウです。
でも皆さんが食べているものとは、ちょっと姿が違うかもしれません。
これは「寒締め」という栽培法で作られたホウレンソウ。
葉が縮れているのがおわかりですか。
触ると葉も厚いので、歯応え十分といったところです。
栽培はまずビニールハウスで普通に秋からホウレンソウを育てます。
そして収穫数週間前にビニールを開けて収穫まで寒風にさらします。
すると寒さでこんな姿に変わるのです。でも売りは姿ではなく味。
寒気の中に置かれると植物は糖分を蓄えて凍結するのを防ぎます。
越冬したジャガイモが甘くなるのと同じ原理です。
そのため食べると甘いので、ちょっとですが高値で販売されています。
これを考えたのが東北農業試験場。ナイスアイデアです。
また寒締めにしてもチンゲンサイはあまり甘くならないのを
発見したのはフローラ。こちらはあまり役に立たないアイデアでした。
なぜなのかを探れば面白いのですが、後継者が現れずほっぽり出されています。
さらにハンターズは昨年の今頃、小松菜の露天風呂栽培をしていました。
液温20℃ぐらいに温めた水耕栽培装置を寒風の中に置き
露天風呂のように葉は寒く、根は暖かくして栽培する実験です。
すると葉の温度は寒締め並に冷えています。
ところが液温が確保されているため、葉は少し縮れますが糖度は変化しません。
「根圏を低温に給水を抑える」という寒締めの鉄則を
あらためて確認することになっただけで終わった失敗作です。
でも植物工場では冬でもエアコンをつけて室内を暖めて栽培します。
室内の空気を暖めるより、ほんの少しの養液を温める方が
もしかしたら省エネかもしれません。もしかしたらランニングコストを
比較すると勝機が見えるかも。七転び八起き、まだ白旗はあげたくありません。
でも皆さんが食べているものとは、ちょっと姿が違うかもしれません。
これは「寒締め」という栽培法で作られたホウレンソウ。
葉が縮れているのがおわかりですか。
触ると葉も厚いので、歯応え十分といったところです。
栽培はまずビニールハウスで普通に秋からホウレンソウを育てます。
そして収穫数週間前にビニールを開けて収穫まで寒風にさらします。
すると寒さでこんな姿に変わるのです。でも売りは姿ではなく味。
寒気の中に置かれると植物は糖分を蓄えて凍結するのを防ぎます。
越冬したジャガイモが甘くなるのと同じ原理です。
そのため食べると甘いので、ちょっとですが高値で販売されています。
これを考えたのが東北農業試験場。ナイスアイデアです。
また寒締めにしてもチンゲンサイはあまり甘くならないのを
発見したのはフローラ。こちらはあまり役に立たないアイデアでした。
なぜなのかを探れば面白いのですが、後継者が現れずほっぽり出されています。
さらにハンターズは昨年の今頃、小松菜の露天風呂栽培をしていました。
液温20℃ぐらいに温めた水耕栽培装置を寒風の中に置き
露天風呂のように葉は寒く、根は暖かくして栽培する実験です。
すると葉の温度は寒締め並に冷えています。
ところが液温が確保されているため、葉は少し縮れますが糖度は変化しません。
「根圏を低温に給水を抑える」という寒締めの鉄則を
あらためて確認することになっただけで終わった失敗作です。
でも植物工場では冬でもエアコンをつけて室内を暖めて栽培します。
室内の空気を暖めるより、ほんの少しの養液を温める方が
もしかしたら省エネかもしれません。もしかしたらランニングコストを
比較すると勝機が見えるかも。七転び八起き、まだ白旗はあげたくありません。