花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

失敗作

2021年01月03日 | 研究
これは2018年と2020年の環境班のユニフォーム。
水の国際大会に出場した年なので、チームルールで同じデザインです。
2018年は世界準グランプリを受賞したファイナルフローラのもの。
左の水滴が水色のものです。右は2020年にハンターズが着用したもの。
こちらは水滴がエメラルドグリーンです。同じ色で注文したつもりでしたが
なぜか手違いがあり違う色になりました。
とはいってもこちらはグランプリ。ありがたい伝説のユニフォームです。
でも冷静に考えるとフローラ時代から毎年ユニフォームを作ってきましたが
2020年作品は、あえていうなら失敗作かもしれません。
なぜなら2020年の国際大会は、思いがけずオンライン大会となりました。
ところがユニフォームを発注した4月は、
まさかオンラインになろうとは思いもしませんでした。
したがって何も考えずに、背中に印刷するバックプリントにしました。
しかしディスプレイの前に座ると、背中なんか見えません。
一丸となって向かう雰囲気を作りたいのに
それを象徴するデザインがお互い見えないのです。
これはある意味大失敗。そんな理由から彼らがここ一番で着用したのは
胸にTreasure Huntersというロゴが入った2019年の古いユニフォーム。
毎年作っていて本当に助かりました。
またハンターズのロゴの入ったオリジナルデザインのマスクを作ることも考えました。
最終的にはマスクなしで発表することになったので
この企画はなくなりましたが、こちらも実現すると面白いアイデアだったと思います。
どんな大会だって最後にリングにあがるのはメンバー。
いくらサポーターがいても、こちらは頑張れしかいえません。
それがわかっているから、ユニフォームだってマスクだって
盛り上がるんだったら何でもやります。
あの手この手で彼らを盛り上げるのがサポーターの役割なのですから。
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羽根つき

2021年01月03日 | 
このところ最高気温も最低気温も氷点下。冷凍庫の中に暮らしています。
さて雪の上に羽根つきの羽。
のように見えますが、大きさは2cm程度しかありません。
これはシュウメイギクの花が散ったあと。
シュウメイギクは貴船菊ともいわれる秋に咲く菊の仲間です。
羽根のよう見えるのは枯れた花弁。羽子板で打つ部分は花の中心部でした。
ところで、まだ松の内ではありますが、
最近は羽根つきをしている人を見ることはありません。
今も遊ぶ子供たちはいるのでしょうか。またどこで売っているんでしょう。
ちょっと気になります。さて羽根つきの羽根の中心部の黒い部分。
いったい何でできているかご存知ですか。かなり硬いものです。
実はムクロジという植物の種子なのです。
種子に数枚の羽根を差し込ん打ものを打ち合うのですが
ガットを張ったラケットで打ち返すテニスやバドミントンと違い
羽根や羽子板にクッション性がないので、意外と難しいものです。
遊んだことがあるとないとでは大違い。
ぜひ今の高校生にも、一度は経験して欲しいものです。
そんなことから羽根つきと環境班は無縁のものだと思っていましたが、
実はバブルボーイズと不思議な接点がありました。
バブルボーイズといえば農薬の泡散布に成功した二人組。
展着剤を使って緻密な泡にした彼らが次に挑戦したのは
天然素材で泡にすること。いろいろ挑戦しましたが
最後にたどり着いたのは、ある植物の種皮を農薬に入れること。
なんとそれがムクロジ。種子を包む皮が
たくさんのサポニンを含んでいるため泡になるのです。
羽根つきと環境班、意外なところで繋がっていました。
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はるか

2021年01月03日 | 
またまた黄色いリンゴの登場です。
品種名は「はるか」。まるで人の名前のようだと思いませんか。
実はこのリンゴは2002年、岩手大学農学部で誕生しました。
当時岩手大学農学部の先生が品種登録されましたが、
名前は先生のお孫さんの名前だそうです。
特徴は酸味が少なく、強い甘さ。11〜12月に収穫される晩生品種です。
甘いリンゴがお好きな方には人気ですが
なかなか手に入らないのが欠点。
なぜなら栽培面積がまだ少ないからです。
したがって地元でも1個150円以上と「ふじ」よりも高値。
もし首都圏で販売されたらいくらになるのでしょう。
そういえば今から10年ほど前、チームフローラフォトニクスのメンバーが
東京新宿の高野フルーツ店を見学したことがあります。
すると何と青森県南部町産と表示された「ふじ」が
販売されているではありませんか。
地元のリンゴが花の東京で胸を張っている姿は
こちらも何だか嬉しくなりました。
メンバーが驚いたのがその価格。何と1個1000円。
良いリンゴはこんなにも高値で評価してくれるんだと感心したものです。
黄色のはるか。もし手に入ったらぜひ食べて見てください。
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